たじりげんりゅう／田尻玄龍

大正三年（一九一四）三月二二日—平成二二年（二〇一〇）一〇月一〇日。瑞蓮社天誉祥阿普照。大阪府出身。宗門功労者。昭和一〇年（一九三五）佛教専門学校卒業。同年大阪宗心寺に住持、同四二年楞厳寺住職となる。また父龍道のもと高津学園内の大阪幼少年保護所、保護主任を兼務。少年保護司としても精力的に活動する。同二六年大阪社会福祉協議会、評議員に就任。同三〇年同会理事、同五六年同会副会長を歴任。また養護施設としての高津学園を通じて、関西における社会福祉活動に多大に貢献する一方、全国養護施設協議会において真摯に絶え間なく活動。平成二二年九六歳にて遷化。

【参考】『仏教福祉』一（一九九七）