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浄土宗伝道会

提供: 新纂浄土宗大辞典

じょうどしゅうでんどうかい/浄土宗伝道会

明治時代後期に活動した有志による伝道団体。明治三五年(一九〇二)一月二五日、伝道講習院院長であった黒田真洞が中心となり、望月信亨中嶌観琇らと共に設立された。雑誌『信仰界』の刊行および、宗祖七〇〇年遠忌に先立つ記念伝道事業を各地において展開。同三七年、伝道講習院浄土宗教大学院浄土宗大学)伝道部となり、翌年四月、黒田が同校校長に就任したことなどから、記念伝道事業は一宗規程の上に行われることとなり、同四一年一月の収支報告をもって閉会となった。


【参考】『大正大学五十年略史』(大正大学五十年史編纂委員会、一九七六)、『浄土教報』四七二、同七八〇、同七八四


【参照項目】➡黒田真洞伝道講習院


【執筆者:後藤真法】