昭和10年(1935)、真野正順、中村弁康、佐藤賢順、佐藤密雄、佐藤良智ら、浄土宗僧侶の有志が浄土宗の行く末を憂い設立した任意団体。活動拠点を大本山増上寺の塔頭たっちゅう、天光院に置き、月刊誌『浄土』の発行を主な活動とした。設立当初から会員の会費で運営されている。別冊の『念仏読本』が人気を博したほか、現在は浄土宗発行の『月訓カレンダー』や(財)浄土宗ともいき財団発行の『浄土宝暦』などは同会の独創的な発行物だった。
【参照項目】➡浄土二
【執筆者:村田洋一】