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歓喜光寺

提供: 新纂浄土宗大辞典

かんきこうじ/歓喜光寺

京都市山科区大宅奥山田。紫苔山河原院。もと時宗六条派本山。正安元年(一二九九)聖戒開創。聖戒は『一遍聖絵ひじりえ』(国宝)の製作者。はじめ八幡の地に善導寺として開山。九条関白忠教ただのり帰依する。のち六条河原に移建、六条道場といった。天正年間(一五七三—一五九一)京極錦小路に移転。寺内に錦天満宮を祀る。明治四〇年(一九〇七)五月、五条法国寺を併合し、五条に移転する。昭和五〇年(一九七五)一〇月、現在地に移転。もと『一遍聖絵』を所蔵していた。また、多くの古文書類を蔵している。


【参照項目】➡一遍聖絵


【執筆者:長島尚道】