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松岡行覚

提供: 新纂浄土宗大辞典

まつおかぎょうかく/松岡行覚

明治一五年(一八八二)一二月二五日—昭和五九年(一九八四)三月一八日。精蓮社進誉道阿夢相。宗門功労者。現在の福岡県篠栗ささぐり町に荒巻文祐の三男として出生。幼名は精市郎。後、出家得度して行覚と改名。明治三三年(一九〇〇)遠賀長岸寺松岡亮雲の弟子となり、宗教大学専門学部卒業前年に師僧遷化のため住職となる。また二年間兼務の後、西方寺住職となる。昭和四三年(一九六八)浄土宗合同の折に同志と共に総和会を結成、運動をおこし、表に出ることなく両当事者間にあってただ報恩和合に辛苦したことで宗門功労表彰を受ける。同五二年に住職引退、同五九年遷化。世寿一〇三歳。


【執筆者:松岡良彦】