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座検

提供: 新纂浄土宗大辞典

ざけん/座検

五重相伝などの法要に際して堂内の荘厳を整え、確認検査する役をいう。殿司でんすと同義語で用いることもあるが、主に内陣の進行に気を配るのが殿司であり、法要の雑事および外陣げじんの進行を担当するのが座検である。座検は式進行状況や葬儀の参列者数を殿司維那に伝えたり、司会者に式次第の内容を助言することで円滑な進行に努める。近年では、企業団体等の社葬・追悼法要で、司会者の側に立ち、弔辞・追悼文・焼香などの発声のタイミングを助言したり、諸役との連絡役に当たることが多い。


【参照項目】➡殿司


【執筆者:田中康真】