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天上寺

提供: 新纂浄土宗大辞典

てんじょうじ/天上寺

北海道小樽市入船。紫雲蓮華光院。北海道第一教区№七七。本堂入母屋妻入いりもやつまいり造りで長野善光寺を模している。明治一三年(一八八〇)に白鳥永作より土地の寄進を受け、奥角智現、石上皆応によって函館中教院小樽出張所を開運町に設立し、同一五年二月に天上寺と公称する。同二五年七月に白旗潮音晋山し一世開山となり、入船十字街に移転新築する。同四二年三月に増上寺より大本山別院の指定を受けたが、大正二年(一九一三)二月には三世石上皆応が小樽別院名を返上した。同三年に現在地に移転改築し堂宇が完成する。


【参考】『石上皆応僧正伝』(天上寺中興石上皆応僧正白寿慶祝会、一九五三)


【参照項目】➡石上皆応


【執筆者:石上壽應】