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大巌院

提供: 新纂浄土宗大辞典

だいがんいん/大巌院

千葉県館山市大網。仏法山大網寺。千葉教区№四〇。雄誉霊巌が慶長八年(一六〇三)に安房国主里見義康の帰依によって大網に寺地を与えられ、大巌院を創建した。現在の本堂は安永元年(一七七二)八世到誉俊察による再建。県文化財として、石塔の四面に梵字篆字てんじ・和風漢字・ハングルの名号が刻まれた「四面石塔」がある。また毎年一〇月一日には開山忌が行われている。


【資料】源誉霊碩集『霊巌和尚伝記』、転誉存統『道本山開山雄誉上人伝記』、『霊巌上人略伝』(浄全一七)、『増上寺寺院由緒書』上(『増上寺史料集』五)


【参考】『千葉県浄土宗寺院誌』(千葉県浄土宗寺院誌刊行委員会、一九八二)、『安房の人物シリーズ六 雄誉霊巌』(館山市立博物館、二〇〇〇)


【参照項目】➡霊巌


【執筆者:石川達也】