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化教

提供: 新纂浄土宗大辞典

けきょう/化教

衆生の性質・能力に応じて教化し、利益を与える教えの意味。仏教化教と制教とに分ける道宣の説による。化教三学のうち定・慧を指し、大小乗の諸経に説かれる教えのことをいい、制教は戒を指し、戒律を守ることをいう。化教在家・出家者に通じ、制教は出家者に限定される。道宣は、化教を性空教(小乗)・相空教(大乗浅教)・唯識円教(大乗深教)の三種に分類した。


【資料】『四分律行事鈔』上


【執筆者:大屋正順】