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全報

提供: 新纂浄土宗大辞典

ぜんぽう/全報

三世紀頃、生没年不明。薩生房。金報とも表記される。はじめ天台宗に属し、幸西より一念義を習い浄土宗に帰入、その後証空について西山義を学んだ。しかし自説を唱えて師席を離れ、鎌倉に居住し自流の三昧義を弘めた。


【資料】『総系譜』下(浄全一九)、『浄土三国仏祖伝集』『浄土血脈論』(共に続浄一七)、野村恒道・福田行慈編『法然教団系譜選』(青史出版、二〇〇四)


【参照項目】➡浄土十五流


【執筆者:石川達也】