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光照院

提供: 新纂浄土宗大辞典

こうしょういん/光照院

京都市上京区新町通上立売上ル安楽小路町。仏日山。京都教区№六〇七。はじめは四宗兼学の寺であったが、明治六年(一八七三)浄土宗別格寺院となった。明治時代までは皇族出身者が住職し、常盤御所とよばれて比丘尼御所の一つに数えられた。延文元年(一三五六)後伏見天皇の皇女進子内親王本覚公の開創で、室町一条北にあったが、天明八年(一七八八)の大火にあって持明院址に再建し、一時安楽光院と号したという。明治四年(一八七一)になって御所の称号は廃止され、尼門跡の私称を許された。平成一八年(二〇〇六)に単立となるが、同二七年復帰。


【参照項目】➡尼寺


【執筆者:宇高良哲】