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仏名会礼懺儀

提供: 新纂浄土宗大辞典

ぶつみょうえらいさんぎ/仏名会礼懺儀

仏名会などで懺悔滅罪のために読む文のこと。仏名会をはじめ、別時念仏会礼拝するときにも読む。五重相伝においては「五重会礼懺儀」といい、授戒会においては「授戒会礼懺儀」という。主な内容は釈尊阿弥陀仏、観音勢至諸大菩薩などに諸の罪を懺悔し、その罪を洗い流すために懺悔礼拝を勤め、日課称名を欠かさず、臨終の際には必ず極楽往生を果たすことを目的とする。主に礼拝句頭師などが長跪ちょうきして読み、恭敬くぎょう礼拝称名上礼)を若干遍行う。終了後、礼竟文同音長跪にて唱える。偈文は「唱礼弥陀宝号しょうらいみだほうごう だい○〇礼竟らいきょう 至心懺悔ししんさんげ 一切罪障いっさいざいしょう」。念仏一会後に、「礼竟回向疏」を読む。


【参照項目】➡仏名会礼竟文


【執筆者:田中康真】