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ビハーラ

提供: 新纂浄土宗大辞典

ビハーラ/Ⓢvihāra

仏教やジャイナ教の僧院や道場を意味し、現代では仏教を背景とした看取り施設の呼称。後者は昭和六〇年(一九八五)田宮仁によって西洋のホスピスを仏教の環境の中で実現している「仏教ホスピス」に代わることばとして、ターミナルケアの問題に対し仏教の立場から日本的な「看取り」のあり方を提示し、実証していくことを主眼に提唱された。臨終行儀とともに論じられることも多い。


【参考】田宮仁・長谷川匡俊他『臨終行儀—日本的ターミナル・ケアの原点』(渓水社、一九九三)


【参照項目】➡臨終行儀生命倫理


【執筆者:宮坂直樹】