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Z1510 孝養集 覚鑁 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
Z15_0046A01: 阿彌陀如來。法には法華經。僧には觀音也。是を申
Z15_0046A02: さば一體也。或は曰。
Z15_0046A03: 昔在靈山名法華   今在西方名彌陀
Z15_0046A04: 娑婆示現觀世音   利益衆生同一體
Z15_0046A05: 文の意は昔靈鷲山に有ては法華經と名づけ。今西方
Z15_0046A06: にては阿彌陀と名づけ。娑婆にては觀世音と名づ
Z15_0046A07: く。衆生を利益し給ふ事只同一體なり。故に殊に此經
Z15_0046A08: にあひぬれば女人いさみ有て浦山しきに似たりと云
Z15_0046A09: り。其故は八歲の龍女は現身に佛に成。又五障の女
Z15_0046A10: 人を旣に西方極樂へ導き給ふ。藥王品に曰。
Z15_0046A11: 若有女。人聞是經典。如說修行。於此命終。卽往安樂世
Z15_0046A12: 界阿彌陀佛大菩薩處。圍繞住處。生蓮華中寶座之上
Z15_0046A13: 此妙法蓮華經は能穢土にして衆生を救んが爲に淤泥
Z15_0046A14: の中に生じ。諸佛の解脫は煩惱の源を求め給ふが故
Z15_0046A15: に。女人を殊にかく哀み給ふ也。此故に心を致して
Z15_0046A16: 能能修行すべし。云何が修行すべきと云は。軈て經
Z15_0046A17: の中に云が如し。若は受若は持若は說若は讀若は誦
Z15_0046B01: し若は書ん。如此の功德無量なる事。法師功德品の
Z15_0046B02: 如し。如何成所にて如何成作法にて讀奉るべきと云
Z15_0046B03: ば。法師品に曰。
Z15_0046B04: 寂莫無人聲。讀誦此經典。我爾時爲現。淸淨光明身。
Z15_0046B05: 法師品と安樂行品と此二品に廣く說が如し。但し具
Z15_0046B06: に左樣に有ん事は難し。只其趣に付て申さば。先彼
Z15_0046B07: 時の作法には沐浴精進して。手を洗ひ口を能能すす
Z15_0046B08: ぎて。淨衣を著し。新しき座をしきまふけて。御經
Z15_0046B09: の御前に。香華を備へ。次に五體を地になげて恭敬禮
Z15_0046B10: 拜しつつ口に唱へ。心に思ふべし。我阿僧祗劫を過し
Z15_0046B11: か共。三寶の御名を聞く事なかりき。如何に況んや。
Z15_0046B12: 佛まれに世に出給ひて說給へる大乘至極の經に遇奉
Z15_0046B13: り。讀奉る事は。一眼の龜の浮木のあなに遇。()(ドン)
Z15_0046B14: ()の三千年に一度さけるよりましなりと思へ。小々
Z15_0046B15: の緣に非ず。是實に有がたき緣難計悅び也。此經を
Z15_0046B16: 讀奉る所には。必諸佛菩薩天龍八部等みちみち給ふ
Z15_0046B17: と思て。國王なんどに向奉る樣に思ひなして。彼法座

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