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Z1430 即心念仏弾妄録細評 霊空 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
Z14_0231A01: 照さば。日光も。暗と共合なること。知るべし。一輪の
Z14_0231A02: 日にても。朝と晩とは。晝の光りほどにはなければ。
Z14_0231A03: 朝晩は。暗と共合すること。明かなり。 四明祖師を
Z14_0231A04: 破さる。二筋あることは。四明を祖述するなり。而
Z14_0231A05: るに此二筋○合點せられよ。くどし。情と云は觀智
Z14_0231A06: の體に非ず。然らば。何とて。住前觀智。皆名爲情と。
Z14_0231A07: 釋し玉ふや。か樣の入わけ七十年來。その老耄者
Z14_0231A08: に。九十餘條の閉口を。數へ立られて。十六年來。得會
Z14_0231A09: 通をせずして。總じて圓解妙觀○順情といへり。
Z14_0231A10: 云に及ばぬこと。文盲なり。妙宗の文は。餘皆魔事の
Z14_0231A11: 文を。釋し玉へり。栢庭は。凡そ論圓理とあれば。皆
Z14_0231A12: 其筈のことなり。爾らば談義本に。此れより末は。
Z14_0231A13: くどきことどもの。總括なり。勸むるさへ。勸の字。
Z14_0231A14: 筆誤にてはなしや。勤むるにてあるべし。大綱の文
Z14_0231A15: 義さへ。略箴に。數へ立たる通り。大綱の文義ども
Z14_0231A16: を。大分答へずして。加樣なることを云る。さても
Z14_0231A17: 〱。驚き入りたる心底かな。あさましと云も。猶ほ
Z14_0231B01: 愚かなり。
Z14_0231B02: 享保十五年庚戍二月九日老苾芻光謙書付させ畢ぬ。
Z14_0231B03:
Z14_0231B04: 卽心念佛彈妄錄細評
Z14_0231B05:
Z14_0231B06:
Z14_0231B07:
Z14_0231B08:   享保十五庚戌年三月吉旦
Z14_0231B09:                山本平左衛門
Z14_0231B10:                村上勘兵衛
Z14_0231B11:                野田彌兵衛
Z14_0231B12:                長谷川正右衛門
Z14_0231B13:
Z14_0231B14:       (編者云。本書中二字下者。原本割註)
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