ウィンドウを閉じる

Z1160 菩薩三聚戒弁要 普寂 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
Z12_0328A01: 六頁下段化敎。化敎は經論のおしへなり。律藏を制敎といふなり。
Z12_0328A01: 菩薩戒綱要
Z12_0328A02: 六頁下段制敎懺。律の中の懺悔の法をさすなり。
Z12_0328A02: 總三聚戒
Z12_0328A03: 六頁下段化敎懺。これは經論によりて理を觀じ。或は念佛誦呪等に懺するなり。
Z12_0328A03: 攝律儀戒
Z12_0328A04: 六頁下段取相懺。ゆめうつ〻に好相を見て罪きゆるなり。
Z12_0328A04: 攝善法戒
Z12_0328A05: 七頁下段胎孕。胎孕は胎內の子なり。
Z12_0328A05: 攝衆生戒
Z12_0328A06: 八頁上段女三男二。女人に三道あり。いはく小便道大便道口道なり。男子に二道あり。大便道口道なり。これ
Z12_0328A06: 顯了門
Z12_0328A07: を正道といふなり。
Z12_0328A07: 初。七衆律儀。
Z12_0328A08: 八頁下段點額。鯉が龍門の瀧をとりて龍と化するに。多は第三級に額をうつて落るなり。
Z12_0328A08: 中。一切向大菩提一切善。
Z12_0328A09: 九頁上段故意。おもひもふけて犯す罪を故犯といひ。おもひもうけずあやまりて犯ずるを誤犯といふなり。故意はおも
Z12_0328A09: 後。有情義利三業。
Z12_0328A10: ひたくみたる心なり。
Z12_0328A10: 斷惡門
Z12_0328A11: 九頁上段濫托。濫托はその事によせて。いつはりまぎらすなり。
Z12_0328A11: 初。十波羅提木叉。
Z12_0328A12: 十頁上段眞表。眞表律師はむかしは獵師たりしが。出家して名僧となれり。
Z12_0328A12: 中。八萬四千法門。
Z12_0328A13: 後。慈悲喜捨利-樂有情
Z12_0328A14: 一々戒具。一々戒具三聚戒。
Z12_0328B01: 十頁上段石鞏。石鞏禪師もと獵師たりしが。頓悟して名僧となる。
Z12_0328B02: 十頁上段毘舍佉母。舍衛國波斯匿王の家臣毘舍佉といふ人の母なり。この婦人深く佛法を信じ。種々佛法を守
Z12_0328B03: 護せり。
Z12_0328B04: 十頁下段四楞著地。四つ足地につくたしかなることなり。唐の俗語なり。
Z12_0328B05: 十二頁上段暗索妄評。暗索はくらやみに物をさぐりてとくとしらぬなり。妄評はあたらぬ評議をするなり。
Z12_0328B06: 十二頁下段夜光。夜光は明玉夜に光り出で〻燈のごとし。
Z12_0328B07: 十二頁下段彫塑。彫は木をゑるなり。塑は土にてつくるなり。
Z12_0328B08: 十三頁下段利養。出家の人他より衣食金銀等を受るをいふ。
Z12_0328B09: 十五頁上段倍蓰。倍は一倍なり。蓰は五倍なり。
Z12_0328B10: 十六頁下段雅致。雅は風雅なり。雅致はけ高きおもむきなり。
Z12_0328B11: 十六頁下段阿世耶。阿世耶は梵語。此に意樂といふ。こ〻ろもちなり。
Z12_0328B12: 十七頁上段寶渚。これは法華經に五百由旬をこへて寶の洲にいたる譬へあり。寶渚は初地已上佛果のさとりに喩ふ。

ウィンドウを閉じる