浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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Z09_0142A01: | 辨阿 |
Z09_0142A02: | 然阿 |
Z09_0142A03: | 禮阿 |
Z09_0142A04: | 向阿 |
Z09_0142A05: | 玄心 |
Z09_0142A06: | 今五代相傳の法門。つぶさに。一卷の記錄にのせて。僧 |
Z09_0142A07: | 玄心に授る所。たしかに。十方の諸佛をもて。證明と |
Z09_0142A08: | したてまつるものなり。 |
Z09_0142A09: | 延元元年五月廿四日 沙門向阿有二花押一 |
Z09_0142A10: | 淨土の法門。諸流異義を存ず。その中に。當流のみ。た |
Z09_0142A11: | ※祖師の傳へをまたくせり。しかるに近ごろ。當流の |
Z09_0142A12: | 中に。また。しきりに新義をかまふる輩あり。かだまし |
Z09_0142A13: | く相傳と號し。いつはりて先聞と稱す。そのくはだて。 |
Z09_0142A14: | 耻つべし。爰に先師祖承をつぶさにすること。當流に |
Z09_0142A15: | 獨步せり。弟子またその傳へをまなぶること。聞久し。 |
Z09_0142A16: | 然るに今耳にふる〻あやまりをかなしみて。心に殘 |
Z09_0142B01: | る趣をしるす。見ん人。さだめて。あざけらんもの歟。 |
Z09_0142B02: | た※し。佛をもて證明としたてまつる。いつはらぬ |
Z09_0142B03: | ところ。知ぬべし。今和字をもちゐることは。義にをき |
Z09_0142B04: | てあやしみなく。又をろかなるともがらに。をよばし |
Z09_0142B05: | めんとなり。 |
Z09_0142B06: | 于時延慶第二の年卯月八日記之 |
Z09_0142B07: | 沙門向阿有二花押一 |