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Z0530 往生至要訣 証賢 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
Z09_0142A01: 辨阿
Z09_0142A02: 然阿
Z09_0142A03: 禮阿
Z09_0142A04: 向阿
Z09_0142A05: 玄心
Z09_0142A06: 今五代相傳の法門。つぶさに。一卷の記錄にのせて。僧
Z09_0142A07: 玄心に授る所。たしかに。十方の諸佛をもて。證明と
Z09_0142A08: したてまつるものなり。
Z09_0142A09: 延元元年五月廿四日 沙門向阿有花押
Z09_0142A10: 淨土の法門。諸流異義を存ず。その中に。當流のみ。た
Z09_0142A11: ※祖師の傳へをまたくせり。しかるに近ごろ。當流の
Z09_0142A12: 中に。また。しきりに新義をかまふる輩あり。かだまし
Z09_0142A13: く相傳と號し。いつはりて先聞と稱す。そのくはだて。
Z09_0142A14: 耻つべし。爰に先師祖承をつぶさにすること。當流に
Z09_0142A15: 獨步せり。弟子またその傳へをまなぶること。聞久し。
Z09_0142A16: 然るに今耳にふる〻あやまりをかなしみて。心に殘
Z09_0142B01: る趣をしるす。見ん人。さだめて。あざけらんもの歟。
Z09_0142B02: た※し。佛をもて證明としたてまつる。いつはらぬ
Z09_0142B03: ところ。知ぬべし。今和字をもちゐることは。義にをき
Z09_0142B04: てあやしみなく。又をろかなるともがらに。をよばし
Z09_0142B05: めんとなり。
Z09_0142B06: 于時延慶第二の年卯月八日記之
Z09_0142B07: 沙門向阿有花押

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