浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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J20_0318A01: | 第三十五世尊譽上人敎蓮社源公と號す元和七年川越 |
J20_0318A02: | より台命晋董す上人博聞強記辯説如流衆庶其化を |
J20_0318A03: | 仰く〓内源興院長敎寺伊勢山田淸雲院等上人の力 |
J20_0318A04: | によりて興隆す寬永四年七月廿七日幕府命を發し |
J20_0318A05: | て門葉の香衣執奏を知恩院の專管となす往古敕命を禀け當寺門 |
J20_0318A06: | 葉の香衣執奏をなせしが天正年間正親町帝毀破の綸旨を發し之を知恩院の所管となし給ふ然るになほ江戸幡隨院舘林善導寺所化の |
J20_0318A07: | 香衣は當寺に於て之を執奏せり當寺傳奏もと萬里小路家なりしが玆 |
J20_0318A08: | に武家傳奏と革れり上人後辭山し寬永十五年七月 |
J20_0318A09: | 廿七日寂 |
J20_0318A10: | 第三十六世本譽上人然蓮社是應と號す寬永五年江戸 |
J20_0318A11: | 淺草龍寶寺より台命晋董所司代板倉周防守華頂門 |
J20_0318A12: | 跡得度式拜參の台命を傳ふるも之に從はざりしと |
J20_0318A13: | 云ふ寬永九年正月廿九日寂壽六十 |
J20_0318A14: | 第三十七世圓譽上人大蓮社文覺と號す虎角安譽上人 |
J20_0318A15: | に嗣法し各地に遊化す駿州西福寺に住するの日東 |
J20_0318A16: | 照公の知遇を得自ら公の眞影を圖して南光房をし |
J20_0318A17: | て賛辭せしむ後之を當山に納む淺草龍寶寺より台 |
J20_0318B18: | 命晋董慶安三年十一月十七日寂壽八十三 |
J20_0318B19: | 第三十八世誓譽上人本蓮社究嵓と號す高崎大信寺不 |
J20_0318B20: | 殘上人に嗣法し其後を承けて大衆を領す正保二年 |
J20_0318B21: | 三河源空寺より台命晋董慶安元年四月廿四日寂壽 |
J20_0318B22: | 七十二 |
J20_0318B23: | 第三十九世滿靈上人照蓮社光譽自心と號す江州滋賀 |
J20_0318B24: | の人乘念寺鏡譽上人に就て得度し靈巖上人の會下 |
J20_0318B25: | に參して名を滿靈と改め精修練行要法に通し宗傳 |
J20_0318B26: | を冥受して師に證誠を得たり乃ち諸國を行脚し飯 |
J20_0318B27: | 沼の學頭より岩付の貫首となり慶安二年正月十日 |
J20_0318B28: | 台命に依て當山に住す寬文元年正月十五日御所の |
J20_0318B29: | 内より火出て當寺また類燒す其寺域他に所用あり |
J20_0318B30: | しを以て神樂岡の西北田中の田間に替地を給はる |
J20_0318B31: | 住持滿靈上人衆を督して忙忙たる荒野を平け難を |
J20_0318B32: | 免れたる惣門を移し假堂を設けて佛像經卷を安置 |
J20_0318B33: | し翌年春江府に下向し大樹に再建興隆を嘆願す同 |
J20_0318B34: | 年八月十五日將軍嚴有院殿黄金五百兩祠堂金となし再建に用ひず |