浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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J20_0192A01: | 檀林舘林善導寺志 |
J20_0192A02: | |
J20_0192A03: | 目 次 |
J20_0192A04: | 舊開元傳 再開叢林 殿堂棟甍 現存靈物 |
J20_0192A05: | 所賜産璽 内末二坊 古山累德 興祖行狀 |
J20_0192A06: | 全職歷世 檀主肖像 所葬士尼 榊原系畧 |
J20_0192A07: | 眺他十勝 簑笠遊化 新古成末 假屬五院 |
J20_0192A08: | 御朱印百石 上野國邑樂郡舘林終南山見性院善導寺 |
J20_0192A09: | 舊開元傳 |
J20_0192A10: | 建治二年白旗流祖寂惠良曉上人當所東北續外加法師 |
J20_0192A11: | 村において開創之 |
J20_0192A12: | 今彼村内に三反分余の除地有之當山持之處境内末 |
J20_0192A13: | 寺護念寺へ附讓當時彼寺の境内となる又其脇に善 |
J20_0192A14: | 導寺橋今に有之 |
J20_0192A15: | 其後岩松氏由良氏長尾氏赤井氏等並北條家の比も宗 |
J20_0192A16: | 門にて一方の檀林として令法久住の叢林なり故に常 |
J20_0192A17: | に法問論議怠慢なかりし故に其時時の城主或は領主 |
J20_0192B18: | 當山にて安居の時は必禁札を建られしとそ |
J20_0192B19: | 當山いまた元地にありし時幡隨上人來り大衆を集 |
J20_0192B20: | め流祖の古跡再建させられ度との事にて北條陸奧 |
J20_0192B21: | 守氏照へ談し入られ度度法幢をたて四方の雲水を |
J20_0192B22: | あつめられしなり天正十二年の時の禁札一説に此 |
J20_0192B23: | 禁札は安居の時にあらす元地善導寺の時上州新田 |
J20_0192B24: | 由良信濃守へ乞夫より小田原へ達し時の住持へ軍 |
J20_0192B25: | 出の時に建られし所なりとも云何れにも幡隨上人 |
J20_0192B26: | なるへし上人此地に來往し熊谷寺再建葛和田大龍 |
J20_0192B27: | 寺開基前後此所に大檀林開立させられたく幸に白 |
J20_0192B28: | 旗上人の創立の地廢絶に及ひしかは其跡に結庵せ |
J20_0192B29: | られ追追取立再興中上州野州の出陣ありて此邊に |
J20_0192B30: | ては由良長尾赤井成田永野なとの軰か亂妨あらん |
J20_0192B31: | 事を愁ひひそかに願はれしと見えたり其後榊原家 |
J20_0192B32: | 入部ありて上人に歸依し右の再興を聞れ寺を轉し |
J20_0192B33: | 移して今のことく大伽藍に建立せられしなるべし |
J20_0192B34: | 依て檀林は幡隨上人開基と分つへし |