浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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J20_0010A01: | 壺一枚銅釰二枚 大和物語下云さて〓此男はくれ |
J20_0010A02: | 竹の長きをきりてかぎりて狩衣はかまゑほしおび |
J20_0010A03: | などを入れて弓やなぐひたちをいれてぞ埋みける |
J20_0010A04: | 一かねの輪二つ棺に有之候は何にて可有之哉 |
J20_0010A05: | 石棺の内なる木棺につき候かねの輪の相殘候にて |
J20_0010A06: | も可有之哉計りがたく候 |
J20_0010A07: | 一石棺書付無之候事不審に候但棺に書付等は不致外 |
J20_0010A08: | に法號にても年月日まても彫付候物を納置申儀も |
J20_0010A09: | 有之候哉 |
J20_0010A10: | 西京雜記六卷六云前漢杜子臨終作文命刊石埋於墓 |
J20_0010A11: | 側 |
J20_0010A12: | 雍州府志十云堀之則有石棺内存金牌一枚表有飛烏 |
J20_0010A13: | 淨御原宮治天下天皇御朝任大政官兼刑部大卿位大 |
J20_0010A14: | 錦上之字裏面有小野毛人朝臣之墓營造歳次丁丑十 |
J20_0010A15: | 二月上旬即葬之字 |
J20_0010A16: | 往昔洛京大佛殿をたてたる時礎の石を山科より引 |
J20_0010A17: | く地を堀りて一つの石のから櫃を得たり開見れは |
J20_0010B18: | 衣冠きたる人の形あり姓名をしるせる簡あり銅鐵 |
J20_0010B19: | の類にて作り甲子はかりにて年號はなし上古いか |
J20_0010B20: | なる人を葬りたる石槨にやと見るうちに衣冠も簡 |
J20_0010B21: | 札もほろほろとくだけぬと梅村載筆と申書に出候 |
J20_0010B22: | 由承及候是等の説により候へは石棺にはしるさす |
J20_0010B23: | 別に姓名年月なとしるし申候事も有之候と相聞候 |
J20_0010B24: | 御朱印寫 |
J20_0010B25: | 當院領上野國新田郡太田村之内三百石事如慶長十 |
J20_0010B26: | 九年所有寄附可寺納并山林境内進止不可有相違彌 |
J20_0010B27: | 可專修造勤行之狀如件 |
J20_0010B28: | 寬永十三年十一月九日(御朱印) |
J20_0010B29: | 大光院 |
J20_0010B30: | 貞享二年六月十一日享保三年七月十一日等准之 |
J20_0010B31: | 御代代同し |
J20_0010B32: | 當院領上野國新田郡太田村之内三百石事并山林境 |
J20_0010B33: | 内諸役等免除任寬永十三年十一月九日先判之旨進 |
J20_0010B34: | 止永不可有相違者可專修造勤行者也仍如件 |