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J2860 瓜連常福寺志 摂門 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
J19_0754A01: 物左右相違せり又一枚の圖は東西南北間數前圖と
J19_0754A02: 全く同し本堂庫裏等は前のことく二十二間半四方
J19_0754A03: □を附る御殿地とあり表一筋東西に菩薩堂觀音堂
J19_0754A04: 辨天堂地藏堂あり聖衆院寶珠院壽專院地藏院あり
J19_0754A05: て前圖と相違せり考ふるに義公御代御殿御取拂に
J19_0754A06: 相成候歟其の後此の圖を造り威公御造營前の建物
J19_0754A07: を圖して前後改格をしらしむるならん但し慶安
J19_0754A08: 度御造營之節諸堂別院は御構に差支たたみ置き
J19_0754A09: にもなり候もの歟寬政度類燒前之建物は何れの代
J19_0754A10: 建立模樣替候哉記錄未詳之或は云はく慶安後幾年ならず御構へ御取拂模樣替再興せら
J19_0754A11: れしもの歟
J19_0754A12: 寬文元丑年七月二十九日第十九世白譽而通上人代水
J19_0754A13: 戸府君源威公中納言賴房卿御逝去師爲導師瓜連にをいて御
J19_0754A14: 葬式有之此趣外之書付に見へす彼に大打鋪四枚あり其裏に書付有之案るに御法會御用成るべし
J19_0754A15: 寬文三年卯十月由緖書水府へ相納同代
J19_0754A16: 同四年十一月鐘破損ゆへ今の鐘に鑄替らる委は鐘銘
J19_0754A17: の如し
J19_0754B18: 延寶四年五月三日二十世淸譽林昨上人代光圀卿御奏
J19_0754B19: 達にて常紫衣 綸旨賜る奉書並本山添書共于今藏之
J19_0754B20: 二の中興とす義公歸依せらる始小金東漸寺に住せられしな
J19_0754B21: り是より十ケ年程後に御建立の淨鑑院兼而可爲開山
J19_0754B22: 御契約ありし故向山にては此師を推して開山とす
J19_0754B23: 貞享元子年二十二世昇譽善智上人代瓜連村之内末寺
J19_0754B24: 東光寺住持死去に付先年御定之通破却被成地形迄御
J19_0754B25: 拂被成候に付潰れ跡地本山惣門脇故本寺へ御寄附被
J19_0754B26: 成下度願出ければ常福寺は別而思召御旨趣も有之餘
J19_0754B27: 寺之例にも相成間鋪且門前見込恰好不宜間惣門左右
J19_0754B28: にて甚左衞門作左衞門傳七郞與三右衞門居屋鋪分二
J19_0754B29: 石九斗六舛六合を寺中へ圍込東光寺地より坪數相增
J19_0754B30: 被遣永代御除きの旨小宅淸兵衞鹿島善衞門岡見彌次
J19_0754B31: 右衞門之印證貞享二丑年九月寄進狀有之
J19_0754B32: 元祿七戌年八月三日二十六世明譽廓瑩上人代常念佛
J19_0754B33: 開闢常念佛式等筐中に有之
J19_0754B34: 同九年頃二十七世聚譽意覺上人代義公より新建之淨

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