浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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J19_0579A01: | いくほともなく御法をときさとしけれは其むしろに |
J19_0579A02: | 墨染の衣肩をするはかりにして寶の花もかをりみち |
J19_0579A03: | けるとかやかくて月日をふるままに思ひめくらしけ |
J19_0579A04: | るは楉垣の久しき時より野山名靈集叡岳要記日光名 |
J19_0579A05: | 勝志身延鏡身延圖經の如きふみあまた世におこなは |
J19_0579A06: | れけれとこはたた名高き所のあるかたちみのりのた |
J19_0579A07: | ふとき事なとのみを記したれはいかていかて此みやま |
J19_0579A08: | の志てふ物をあらはして天の下にしも後のよにしも |
J19_0579A09: | ほとこらさましとやき太刀のとこころを振起してい |
J19_0579A10: | にしとし十まり二卷にむかし基をひらきはしめしよ |
J19_0579A11: | り今の世のいささけなる事に至るまて有とあるゆゑ |
J19_0579A12: | よしは淺茅原つはらかにかうかへいたしたりことし |
J19_0579A13: | もまた十まきのふみに一とせのうちの御法のわさを |
J19_0579A14: | しもあるはとこ杖をかけし千萬の法師のなかの大と |
J19_0579A15: | こたちの行のあとをしももらす事なく殘す事なく夢 |
J19_0579A16: | のねのねもころころにかきあつめて是とかれとはた |
J19_0579A17: | ちまり二まきを合せみれは吉水の淸きみなかみはい |
J19_0579B18: | ふもさら也なかれを分し寺寺のもとすゑをさへ降つ |
J19_0579B19: | む雪のいちしろく澄のほる月の明らかに南物しける |
J19_0579B20: | は彼もろこしの何かしよりけにいそしみつつまなひ |
J19_0579B21: | を極しこよなき力にして靑柳のいともいとも賢きいさ |
J19_0579B22: | をならすやふかきたはかりならすやそもそも僧尼の |
J19_0579B23: | 度縁廟陵の事は我まけのつかさとる所にしあれはか |
J19_0579B24: | かる志の世に公に成ぬることをおむかしくもうれし |
J19_0579B25: | くも思ふたまへらるるまにまに名庭かたつのくむあ |
J19_0579B26: | しのみしかきさえをしもかへりみすはつかしの杜の |
J19_0579B27: | はつかしさもうちわすれて其さま一くたりこれかは |
J19_0579B28: | しにしるす文政の四とせといふ年の三月治部卿藤原 |
J19_0579B29: | 貞直 |
J19_0579B30: | 三縁山志後編序 |
J19_0579B31: | 攝門上人。駐錫三縁山。念誦專業。欣求淨土。然十 |
J19_0579B32: | 萬億土。征途寔邈。三十九齡。世縁未盡。况本山靈 |
J19_0579B33: | 場。 國家所崇奉。莊嚴焜耀。妙相異驗。香火之盛。 |
J19_0579B34: | 現在極樂地也。上人篤學強記。作三縁山志。本山沿 |