浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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J19_0575A01: | 圓隨得蓮社證譽元文五年四月廿二日 祐堂香蓮社蘭譽文化九年四月廿五日 倫道光譽 眞成法蓮社聽譽文化十一年正月晦日 林應三蓮社寶譽 |
J19_0575A02: | |
J19_0575A03: | △多善山心光院了福寺 |
J19_0575A04: | 開山音蓮社門譽道山上人寬永十一戍年赤羽に起立後 |
J19_0575A05: | 甲府君御用地の時此地にうつり最上本願二寺の間に |
J19_0575A06: | ありしかど貧地に成行當時たたみ置り地境も兩寺へ割分せりその外詳かな |
J19_0575A07: | らず |
J19_0575A08: | △鐘馗堂 門を入左角 開基年歷詳ならず近世智堂大僧正是に隱栖せられ |
J19_0575A09: | 程なく傳通院に住職あり |
J19_0575A10: | △鎭守大崎大明神 門を入正面林中に祠あり往世大崎鄕の惣鎭守なりしとぞ |
J19_0575A11: | 右の外火葬所南の方にあり當境は縁山の扣地にして |
J19_0575A12: | 正面の林并に左右に守廟子院の持分坪割ありて各院 |
J19_0575A13: | にて事務せり此外の事はここに略す |
J19_0575A14: | ○御花畑 柵門外西北へ飯倉町の内 |
J19_0575B15: | 台德院殿御花畑なり守廟兩院にて拜領す今二寺とす |
J19_0575B16: | △飯倉山順了寺 |
J19_0575B17: | 本尊觀世音菩薩は西方第一番三十三所あり の第一番なり |
J19_0575B18: | 『縁起』云もと備前國牛窓の瀨戸の觀音と號せ |
J19_0575B19: | しかど應仁中海底に沈潜ましませり延寶三卯年 |
J19_0575B20: | 十一月西國より運送の船牛窓澳に至るに船とど |
J19_0575B21: | まりてすすまず船人小舟を下し窺見れは艫先に |
J19_0575B22: | 尊像かかり給へば驚き敬ひ引上奉るに船順風に |
J19_0575B23: | 其日攝津の湊に着す同船の旅僧像を乞受笈をし |
J19_0575B24: | つらひ負來りしに御山内惠眼院順道上人に寄附 |
J19_0575B25: | すへきのむね奇異の告を蒙りしかばやかて院に |
J19_0575B26: | いたるに上人も又其前夜不思議の告に驚き一心 |
J19_0575B27: | 稱名の所へ件の故をのべ旅僧ささげしかばやが |
J19_0575B28: | て乞受當所に別堂を建立し山主巖宿大和尚を導 |
J19_0575B29: | 師とし供養あられける已下略 |
J19_0575B30: | 女體身代地藏尊寬永のはじめ或侯の妾主意に戾る事ありて既に斷命せらるべかりしを此尊を信じければ身に代 |
J19_0575B31: | らせたまへりとぞ |