浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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J19_0441A01: | 運海天蓮社觀譽魚籃寺 圓住深蓮社諦譽下谷宗源寺 説念南蓮社行譽袋谷 運察三田正泉寺 順應初正泉寺後魚籃寺 |
J19_0441A02: | |
J19_0441A03: | ○金毛窟 南中谷西向西北角 |
J19_0441A04: | 統譽大僧正の法孫につたへ他に及ぼさす僧正扶顯の |
J19_0441A05: | 志深かく又學徒法孫を哀憐のあまり法門の幽頥をし |
J19_0441A06: | るし傳へられしを近年宣契上人の時に至り常福寺に |
J19_0441A07: | 於て自火に焚燒し十か八九は灰燼となれり |
J19_0441A08: | |
J19_0441A09: | 法 系 |
J19_0441A10: | 統譽大僧正 宣契賜紫常福寺 現堂眞乘院 大義 宣純 麗嚴 契嚴 宣明 |
J19_0441B11: | ○旭松亭 新谷西北角 |
J19_0441B12: | 御入國より先大路なりし時此所に大松ありて朝暉枝 |
J19_0441B13: | にうつりて紅綠色深く交へしかば其松下に茶店をた |
J19_0441B14: | てて往客の憇所とせり御當山御引うつしの後も猶此 |
J19_0441B15: | 地は墻外にてとなれりしかど寬永中御增地の時境内 |
J19_0441B16: | に屬せしにぞその茶亭の跡を其まま庭前にかこひ込 |
J19_0441B17: | しかば寮名とせり一説に鎌倉二位家陸奧國を誅伐せ |
J19_0441B18: | しめられし時此松下にしばし野陣し風色を見給ふに |
J19_0441B19: | 總房の群山海こしにみどりにつづき濱松ケ枝の間よ |
J19_0441B20: | り朝暉をよせくる波におりたたみて眞砂をあらへる |
J19_0441B21: | 景望えもいはぬ詠めに時をうつし給ひし時朝日の名 |
J19_0441B22: | を付給へりとぞ今はたて續ける町にとなりて眺望を |
J19_0441B23: | 往名に殘して學徒の幽窟となれり當寮近年在定上人 |
J19_0441B24: | より法孫につたふといへども系は妙定院の所に出す |
J19_0441B25: | 故に略す |
J19_0441B26: | ○旭松軒 南中谷南東隅 |
J19_0441B27: | 一説に衍譽大僧正はしめ新谷の旭松室を持給ひ故あ |