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J2820 三縁山志 摂門 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
J19_0441A01: 運海天蓮社觀譽魚籃寺 圓住深蓮社諦譽下谷宗源寺 説念南蓮社行譽袋谷 運察三田正泉寺 順應初正泉寺後魚籃寺
J19_0441A02:
J19_0441A03: ○金毛窟 南中谷西向西北角
J19_0441A04: 統譽大僧正の法孫につたへ他に及ぼさす僧正扶顯の
J19_0441A05: 志深かく又學徒法孫を哀憐のあまり法門の幽頥をし
J19_0441A06: るし傳へられしを近年宣契上人の時に至り常福寺に
J19_0441A07: 於て自火に焚燒し十か八九は灰燼となれり
J19_0441A08:
J19_0441A09: 法 系
J19_0441A10: 統譽大僧正 宣契賜紫常福寺 現堂眞乘院 大義 宣純 麗嚴 契嚴 宣明
J19_0441B11: ○旭松亭 新谷西北角
J19_0441B12: 御入國より先大路なりし時此所に大松ありて朝暉枝
J19_0441B13: にうつりて紅綠色深く交へしかば其松下に茶店をた
J19_0441B14: てて往客の憇所とせり御當山御引うつしの後も猶此
J19_0441B15: 地は墻外にてとなれりしかど寬永中御增地の時境内
J19_0441B16: に屬せしにぞその茶亭の跡を其まま庭前にかこひ込
J19_0441B17: しかば寮名とせり一説に鎌倉二位家陸奧國を誅伐せ
J19_0441B18: しめられし時此松下にしばし野陣し風色を見給ふに
J19_0441B19: 總房の群山海こしにみどりにつづき濱松ケ枝の間よ
J19_0441B20: り朝暉をよせくる波におりたたみて眞砂をあらへる
J19_0441B21: 景望えもいはぬ詠めに時をうつし給ひし時朝日の名
J19_0441B22: を付給へりとぞ今はたて續ける町にとなりて眺望を
J19_0441B23: 往名に殘して學徒の幽窟となれり當寮近年在定上人
J19_0441B24: より法孫につたふといへども系は妙定院の所に出す
J19_0441B25: 故に略す
J19_0441B26: ○旭松軒 南中谷南東隅
J19_0441B27: 一説に衍譽大僧正はしめ新谷の旭松室を持給ひ故あ

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