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J2820 三縁山志 摂門 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
J19_0400A01: 論講
J19_0400A02: 上讀には此規なし下讀の時一文字の上席大衆頭より
J19_0400A03: 一則を二人つつ一番二番と稱す是を論釋あり歸頌十人衆是を
J19_0400A04: 隱聞し名目頌義の學徒此席に出其高論をききて大論
J19_0400A05: 塲に出るの積累とす二則三則是又其次席の座に及
J19_0400A06:
J19_0400A07: 法問主
J19_0400A08: 月行事中隔番に是をつとむる事下讀の所に出かことし
J19_0400A09: 十人衆
J19_0400A10: 下讀の席法問主の左右に羽翼として論主を扶弼す十
J19_0400A11: 人衆とは頌義以上選擇文句小玄義のものも頌義の席
J19_0400A12: に歸るか故に歸頌と名く『台制』にも頌義十人の憲
J19_0400A13: 名あり此内首長を部頭と云次を上座と稱す下座たり
J19_0400A14: とも始より入役の次席を以名目部頭をかぬ入役の次
J19_0400A15: 席を論せす本席の上衆を頌義部頭にすすむ此外細章
J19_0400A16: 委條別にこれを出す
J19_0400A17: ○營中法問
J19_0400B18: 神祖登位の御時より常に蓮家の論義を好み給へり相
J19_0400B19: つぎて 台德院殿にも是を好ませ給ひしかは代代の
J19_0400B20: 聖主もこれを御聽受あらせられし事古史舊典に多
J19_0400B21:
J19_0400B22: 『武德大成』廿云江戸增上寺住持存應大坂に至て天
J19_0400B23: 下一統を賀し奉る神君是を大坂の西城に召し其法
J19_0400B24: 問を聽給ひて荼壺を授く『同』廿五云神君增上寺源譽
J19_0400B25: を信せられ國師となし淨土の法問をしばしば聞給
J19_0400B26: ふ又『山庫記』『添輝錄』にもしるし殘れり今駿城
J19_0400B27: 武城の二所に論筵ありしをここにのす
J19_0400B28: △駿府
J19_0400B29: 東照宮そのかみ將軍職を 台祖に讓らせ給ひ駿府に
J19_0400B30: 御仙養あらせられ給ひし後はいよいよ佛法の幽源を
J19_0400B31: 探討なし給へる事は 御代代御文事表近藤守重所撰に委出
J19_0400B32: す我宗を歸敬し法問を聽受せさせ給ひし事古記に多
J19_0400B33: しといへとも私記自錄のゆへに是に略す
J19_0400B34: 『駿府記』二云慶長十八癸巳年八月十三日國師參府

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