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J2820 三縁山志 摂門 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
J19_0245A01: 起と三字を前に出す三字なきは本縁起を抄出せる
J19_0245A02: なり
J19_0245A03: 一祭神の縁起其外にも諸所に夢告あり夢は用べから
J19_0245A04: ずといへども古來既に正とし記す故に今改むべき
J19_0245A05: にあらざれは錄文のままに夢事をも記す
J19_0245A06: 一古記と書し又は或人云一説に云なと其所出を指ざ
J19_0245A07: るは寶庫の記又は院中寮舍に貯所の在文にして古
J19_0245A08: 哲先輩の言錄なり私に加るに非す
J19_0245A09: 一系譜は悉く其家家の傳を寫抄す其家傳を出すに詳
J19_0245A10: 略の二つ有は所傳の儘にして別に系を論するにあ
J19_0245A11: らざれはあなかちその家家にある傳を問合にいた
J19_0245A12: らす
J19_0245A13: 一塔涅槃石來迎石檜椿なとは台德院殿の御境地なり
J19_0245A14: といへ共今は地理に屬し是をのす
J19_0245A15: 一學寮の部に至り法系を出すは法祖傳襲永久の裔又
J19_0245A16: は其寮法祖より系流を傳へて他に及はざるを明す
J19_0245A17: 寮ことに出すに非す
J19_0245B18: 一貫主の傳末の所に出す系は夫まての法祖をのせ學
J19_0245B19: 寮の所には一代貫主に昇進ありしよりの末流を出
J19_0245B20: す又同し法孫にて數世貫主に昇進ありしも一所の
J19_0245B21: 外別にのせず影略互顯としるへし
J19_0245B22: 一目次にのせ本文に畧し本文の卷の篇目にありて惣
J19_0245B23: 目次に畧せるあり又兩所に出し其事を略せるあり
J19_0245B24: 又篇目に所のかはれるもありみな其由致ありて添
J19_0245B25: 削せるなり委くは後篇の末考證惣論の二所に至り
J19_0245B26: て明辨すへし

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