浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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J19_0245A01: | 起と三字を前に出す三字なきは本縁起を抄出せる |
J19_0245A02: | なり |
J19_0245A03: | 一祭神の縁起其外にも諸所に夢告あり夢は用べから |
J19_0245A04: | ずといへども古來既に正とし記す故に今改むべき |
J19_0245A05: | にあらざれは錄文のままに夢事をも記す |
J19_0245A06: | 一古記と書し又は或人云一説に云なと其所出を指ざ |
J19_0245A07: | るは寶庫の記又は院中寮舍に貯所の在文にして古 |
J19_0245A08: | 哲先輩の言錄なり私に加るに非す |
J19_0245A09: | 一系譜は悉く其家家の傳を寫抄す其家傳を出すに詳 |
J19_0245A10: | 略の二つ有は所傳の儘にして別に系を論するにあ |
J19_0245A11: | らざれはあなかちその家家にある傳を問合にいた |
J19_0245A12: | らす |
J19_0245A13: | 一塔涅槃石來迎石檜椿なとは台德院殿の御境地なり |
J19_0245A14: | といへ共今は地理に屬し是をのす |
J19_0245A15: | 一學寮の部に至り法系を出すは法祖傳襲永久の裔又 |
J19_0245A16: | は其寮法祖より系流を傳へて他に及はざるを明す |
J19_0245A17: | 寮ことに出すに非す |
J19_0245B18: | 一貫主の傳末の所に出す系は夫まての法祖をのせ學 |
J19_0245B19: | 寮の所には一代貫主に昇進ありしよりの末流を出 |
J19_0245B20: | す又同し法孫にて數世貫主に昇進ありしも一所の |
J19_0245B21: | 外別にのせず影略互顯としるへし |
J19_0245B22: | 一目次にのせ本文に畧し本文の卷の篇目にありて惣 |
J19_0245B23: | 目次に畧せるあり又兩所に出し其事を略せるあり |
J19_0245B24: | 又篇目に所のかはれるもありみな其由致ありて添 |
J19_0245B25: | 削せるなり委くは後篇の末考證惣論の二所に至り |
J19_0245B26: | て明辨すへし |