浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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J18_0544A01: | 藏對校錄を校正す同四年二月大衆の請に應し倶舍論 |
J18_0544A02: | を勝圓寺に講す同年九月總本山誠譽大僧正の特命に |
J18_0544A03: | 依り淨福寺を董し倶舍論を續講す同五年三月十日よ |
J18_0544A04: | り四月廿七日に至る四十八日の別時を修し毎日に説 |
J18_0544A05: | 法す或時儒家の請を容れて維摩經を講し同八年義林 |
J18_0544A06: | 章表無表章を講す同九年倶舍論を續講し十月に至て |
J18_0544A07: | 滿す亦一七日を期し戒會を啓建す化を蒙るもの尠し |
J18_0544A08: | とせす同十年敎誡律儀及び六物圖等を開講し大衆の |
J18_0544A09: | 爲に垂示す同十一年唯識述記を講し同十二年花嚴五 |
J18_0544A10: | 敎章を講す同年化他五重を修し道俗を敎化す享和三 |
J18_0544A11: | 年三河の淨久寺に於て授戒し亦起信論を講讃す同年 |
J18_0544A12: | 十一月總本山聖譽大僧正の命により總本山六役の任 |
J18_0544A13: | に膺る同年宗鏡錄を講し同九年三河の淨久寺遍照院 |
J18_0544A14: | 及び尾張の阿彌陀院等に於て授戒同十年及び十一年當 |
J18_0544A15: | 寺に於て五重授戒を啓建すること數回同十二年大阪代 |
J18_0544A16: | 官所鹽谷大四郞役邸に於て主從三十餘名の爲に授戒 |
J18_0544A17: | す文政元年六月典壽律師の業を繼き觀經疏傳通記十 |
J18_0544B18: | 五卷を校讐上梓す同五年五月京都門中二臘職に昇進 |
J18_0544B19: | 同十三年境内の一隅を卜し別院を創建し松聲院と號 |
J18_0544B20: | す同年經堂を建立し大經を收む其他内典五千卷外典 |
J18_0544B21: | 三千餘卷を附屬す同年寺業を弟子覺譽に付囑し松 |
J18_0544B22: | 聲院に幽棲す此年世壽七十四在職三十八年也師の |
J18_0544B23: | 道聲九重に達し宮中に於て阿彌陀經を講讃せしめ |
J18_0544B24: | 給ふ叡感の餘り老體の故を以て殿中執杖を勅許せら |
J18_0544B25: | る其杖什寶として今尚ほ當寺に存す師在職中本堂 |
J18_0544B26: | 八 間十一間方丈七間五間庫裡九 間十一間釋迦堂五間七間に大修繕を |
J18_0544B27: | 加へ境内百二十九間の數石を疊み土塀三百間を築け |
J18_0544B28: | り是れ皆師の德望によりなる所也天保四年十月十三 |
J18_0544B29: | 日松聲院に於て弟子鑑譽丹後の久美濵本願寺を董すを招き臨終の善 |
J18_0544B30: | 知識となし屢屢十念を請受して端坐合掌し安然とし |
J18_0544B31: | て西邁の往生を遂け給ふ記錄秡抄 |
J18_0544B32: | 江戸三縁山沙門圓通傳 |
J18_0544B33: | 釋圓通。字珂月。號無外子。又稱普門。俗姓山田 |
J18_0544B34: | 氏。因幡人。藩士某之子也七歳出家。隷日蓮宗。 |