浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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J18_0324A01: | 撿。爲師子身蟲。僧輪絶轉。佛法豈得獨弘 |
J18_0324A02: | 哉。於是護法忘身。務救時獘。憤然染翰。 |
J18_0324A03: | 述興學編。蓋欲警策懦頑。悟覺迷徒。而復 |
J18_0324A04: | 佛祖大道於千歳之昔。而後普度人天也。雖然 |
J18_0324A05: | 又示衆云。予也潜藏林野。閑靜無爲。追思護 |
J18_0324A06: | 法初志。分毫未酬。數年苦心。將付唐喪。此 |
J18_0324A07: | 無他。躬不在其位故也。汝輩努力。以自勉 |
J18_0324A08: | 哉。嗟乎是數言。足以觀道人之志矣。而傳文 |
J18_0324A09: | 逸之者何也。且夫予於豐尊者。則法屬。爰爲 |
J18_0324A10: | 道人。澂言于予。亦非偶然。然則雖不識道 |
J18_0324A11: | 人之面。而幸獲覩道人之行狀。補其缺略。猶 |
J18_0324A12: | 面也。汝好錄是語還之。侍者唯唯而退。時 |
J18_0324A13: | 文政辛巳首夏 |
J18_0324A14: | 華頂山大僧正貞嚴撰 |
J18_0324A15: | 古人の語に國に仁政あればかならず嘉瑞を現じ。 |
J18_0324A16: | 人に德行あるは沒後多く舍利を生ずといへり。我 |
J18_0324A17: | 嚴島の學信和尚。潜修密證の行實を按るに止觀に |
J18_0324B18: | いはゆる金具を密藏して。人をして知らしめざる |
J18_0324B19: | ものならん。しかれども滅後奇雲異香天華舍利等 |
J18_0324B20: | の靈瑞ありて。その實德おぼふべからざれば。そ |
J18_0324B21: | の名海内に高く。其德四遠に聞へたり。先に橘南 |
J18_0324B22: | 谿。伴蒿蹊乃二氏。これを書にあらはし。浪華の |
J18_0324B23: | 風航師。新選傳にも。またこれを加へらる。これ |
J18_0324B24: | ら皆。大かた傳聞をしるしたれば。其説あやまり |
J18_0324B25: | 多し。おのれ思へらく。和尚世にいませる時。親く |
J18_0324B26: | 法澤を蒙りし人も大半故人となれり。これより後 |
J18_0324B27: | 星霜うつりゆくにしたがひ。その嘉言〓行。口碑 |
J18_0324B28: | にもまた消うせなんことをふかくうれひ思ひて。 |
J18_0324B29: | 遺弟光明院現住。慧滿長老をそそのかして。その |
J18_0324B30: | 一化の顚末を筆記せんことをはかる。長老のいは |
J18_0324B31: | く。我故和尚に奉事すること晩かりしかば。其一 |
J18_0324B32: | 世の事狀をつぶさにしらず。况やその擧足下足。 |
J18_0324B33: | 何ぞたやすく。うかがひしるところならんやと |
J18_0324B34: | て。ふかくいなみ給へり。おのれいふ。橘氏伴氏 |