浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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J17_0509A01: | ○上人良吽號西蓮社常譽投良意公剃〓受業永享 |
J17_0509A02: | 五年癸丑六月朔日嗣法照山了專公所授璽書專公自 |
J17_0509A03: | 筆今現在照山遂住照山住持職第七世古老傳曰晩 |
J17_0509A04: | 齡斷絶世想行口稱三昧跏趺而化有要訓緇白傳 |
J17_0509A05: | 之策勵心行矣鎭西禪師以降七祖誓語各一紙謂之 |
J17_0509A06: | 七枚起請或七代法語附于玆以貽同行者、 |
J17_0509A07: | △鎭西禪師一枚起請文 |
J17_0509A08: | 故上人の仰候ひしは上人の起請文のごとしたとひ一 |
J17_0509A09: | 代の佛法をよくよく學したまひたる人なりとも不學 |
J17_0509A10: | の身となして智者の振舞をせずしてただ一向に南無 |
J17_0509A11: | 阿彌陀佛と申さば本願にかなはんとこそ故上人は仰 |
J17_0509A12: | られ候ひしか此ほかに奧ふかき事ありとも仰られて |
J17_0509A13: | 候はは阿彌陀佛の御罸をかうふり又念佛守護の梵天 |
J17_0509A14: | 帝釋の御罸をかうふり候べし、 |
J17_0509A15: | △記主禪師一枚起請文 |
J17_0509A16: | 先師辨阿曰經論の中に菩提のおもふべきやうをあか |
J17_0509A17: | すに六念八念十隨念とてさまさまありといへども我 |
J17_0509B18: | ごときは。たた念死念佛の二念にありと此一言千金 |
J17_0509B19: | よりもおもし。まことに此二念を。こころにかけた |
J17_0509B20: | らんに。過たること有べからず。念死といふは。終 |
J17_0509B21: | に遁れぬ死を思ひて。出る息のいらんことをたのまぬ |
J17_0509B22: | なり。念佛といふは。佛のちかひのたのもしき事を |
J17_0509B23: | おもひて。口に南無あみた佛と申べきなり北芒の露 |
J17_0509B24: | といつか消て。西土のうてなに。その時を期すべき。 |
J17_0509B25: | 此外に別の奧ふかき事なし。是もし虚言ならは。三 |
J17_0509B26: | 寶の御罸有へく候なり。 |
J17_0509B27: | をしへをくこのことの葉のゆく末を |
J17_0509B28: | おもひわすれずわれをとふらへ |
J17_0509B29: | 文永六年八月二十九日 良 忠判 |
J17_0509B30: | △寂慧上人一枚起請文 |
J17_0509B31: | 先師良忠にうけたまはり候ひしは相承の安心はまこ |
J17_0509B32: | とある心にて。疑なく。往生せんとおもふを申なり。 |
J17_0509B33: | 是もなをわづらはしくは。只助給へと思ふが。往生 |
J17_0509B34: | の安心にて候。此たすけ給へのこころのうちに。三 |