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J2410 九巻伝 〓 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
J17_0220A01: べしと。仍掌を合せ信をいたして。命をうくかとみ
J17_0220A02: れはさめぬ。彼女房遍くこれを披露するに。きく人
J17_0220A03: 隨喜し袖を連て墳墓に詣し。肩を並て廟塔を拜する
J17_0220A04: 事。盛なる市をなすか如し。いはんや淨土の行者。
J17_0220A05: 念佛の門人においてをや。
J17_0220A06:
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J17_0220A15:
J17_0220A16:
J17_0220A17:
J17_0220B18: 法然上人傳記卷第八下
J17_0220B19:
J17_0220B20: 堀川太郞入道往生事 隨蓮夢想事
J17_0220B21: 民部卿入道往生事 公胤僧正往生事
J17_0220B22: 靜遍僧都往生事
J17_0220B23: 堀川太郞入道往生事
J17_0220B24: 中陰の間。或日午尅計に。老翁一人。上人の墳墓に
J17_0220B25: 尋來て云。我は是西山の樵夫也。去寅の尅の夢の中
J17_0220B26: に僧來て。法然上人の廟塔の柱奉加せるもの。只今
J17_0220B27: 極樂へ往生せり。ゆきて結縁すべしと告給へり。而
J17_0220B28: に年來いまだ上人の御事を不承知の旨。今朝早旦よ
J17_0220B29: り洛中に出て。在在所所を尋奉るほどに。數尅を經
J17_0220B30: たりと申。彼柱奉加せるものは。上人を奉信ける堀
J17_0220B31: 川の太郞入道也。件の入道は所勞によりて。東石藏
J17_0220B32: 禪林寺の東山寺に住せり。今此老翁の告に驚て。各行てた
J17_0220B33: づぬる處に。老翁も同じく望めり。遺跡の輩語云。
J17_0220B34: 聖人常に我傍にましまして臨終を示し。念佛をすす

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