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J2400 残欠二巻法然上人伝 〓 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
J17_0093A01: をとり行道して高聲念佛諸宗の人人おなしく三晝夜
J17_0093A02: 勤行のついてに湛叡上人來迎院に不斷念佛を始行せ
J17_0093A03: らるこれおほはらの念佛のはしめなり
J17_0093A04: 大原談義。行道念佛の圖
J17_0093A05: 法眼和尚位顯眞。法印權大僧都智海。法印權
J17_0093A06: 大僧都靜嚴。法印權大僧都證眞。權少僧都明
J17_0093A07: 遍。法眼和尚位靜然。藏人入道。蓮契。念佛
J17_0093A08: 房。湛叡上人。
J17_0093A09: 上西門院の御所には大原の念佛の事をきこしめされ
J17_0093A10: 殊勝におほしめし源空上人をめされ淨土の勘文を御
J17_0093A11: 物かたりありけれは上下かんるいをなかしける其後
J17_0093A12: 七日の御説法有へきよし御けいやくありけり實に有
J17_0093A13: かたかりける事ともなり
J17_0093A14: 上西門院御談儀の圖
J17_0093A15: 上人上西門院の御所にめされて七ケ日説戒のとき前
J17_0093A16: 裁の草むらのなかにおほきなるくちなはありけり日
J17_0093A17: ねもすにはたらかす殆聽問の氣色なりみる人あやし
J17_0093B18: み思ほとに七ケ日のあひたあからさまにもはたらか
J17_0093B19: す結願の日にあたりてこのくちなはからかきのうへ
J17_0093B20: にのほりて死ににけりそのかしらふたつにわれにけ
J17_0093B21: るなかより蝶のことくなる物とひ出とみる物も侍けり
J17_0093B22: 或はまた天人ののほるとみる人もありけりたたかし
J17_0093B23: らはかりわれて死にたりとみるものも侍けるとかや
J17_0093B24: 凡かの戒法聽聞の薰修によりて則畜生の苦患をはな
J17_0093B25: れたちまちに天上の果報を得けるにやと覺も侍こそ
J17_0093B26: 末代といへともことにたとく侍れ
J17_0093B27: 上西門院説戒。小蛇得益上天の圖

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