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J2380 四巻伝 耽空 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
J17_0083A01: の思ふかくして、生死をいとひ、新發意の沙門、有
J17_0083A02: 縁のもよほすところ、互に言語をまじへ、共に畫圖
J17_0083A03: の思案をめぐらして、後見のあざけりをわすれて、
J17_0083A04: 前途を彼界におくる。
J17_0083A05: 嘉禎三年丁酉五月に始之、同十一月廿五日、於相
J17_0083A06: 州鎌倉八幡宮本社之邊圖之。
J17_0083A07: 鎭西筑前國之住人左兵衞尉源光忠法名觀空行年卅三云云
J17_0083A08: 願主沙門躭空六十九
J17_0083A09: 人ことにおしむけしきやみえぬらん山のこころに
J17_0083A10: はれぬ月かけ
J17_0083A11: 月をなをもとのすみかにやとせかしいてしも山の
J17_0083A12: かけならぬかは
J17_0083A13: わきたれも往生際にうせにける阿彌陀佛をとかり
J17_0083A14: やにして
J17_0083A15: 抑この繪は、ふかき心ざしあり。特留此經の傍に
J17_0083A16: 爲挿先師之遺德、止住百歳之間、欲備後代之美
J17_0083A17: 談者也。然則往日驛路之斗藪、飜爲界道林池之
J17_0083B18: 經行。今上子城之宣命者、宜待大閣講堂之法輪
J17_0083B19: 矣。者往生極樂之類將得天眼天耳他心智、欣求
J17_0083B20: 淨土衆、盍照人界人身願樂思也。知見無誤者、
J17_0083B21: 早出有爲之家、本誓有馮速入無爲宮。云云
J17_0083B22: 躭 空在判
J17_0083B23: 永仁二年甲午九月十三日書畢。執筆沙門寬惠滿七十
J17_0083B24: 雖手振目闇、爲結縁所之書也。後見念佛申
J17_0083B25: 可訪給。 南無阿彌陀佛南無阿彌陀佛

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