浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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J17_0063A01: | にもこれありき、現在にも是在、未來にもあ |
J17_0063A02: | るべし。是則大日如來の鑁字の智水也と示 |
J17_0063A03: | して、同詠じ給詞。淸水の瀧へまいれはお |
J17_0063A04: | のつから現在安穩後生極樂。 |
J17_0063A05: | 淸水寺瀧の圖 |
J17_0063A06: | 靈山寺にて、三七日不斷念佛間、燈なくして光明あ |
J17_0063A07: | り。第五夜におのおの行道、まじはりて、勢至菩薩、 |
J17_0063A08: | 同列にたち給へる事を、ある人如夢拜して、上人 |
J17_0063A09: | にこのよしを申。さる事侍らん、返答。餘人更不能 |
J17_0063A10: | 禮之。 |
J17_0063A11: | 勢至菩薩行道の列に立ち給ふ圖 |
J17_0063A12: | 弟子能信、吉水の禪房參て、天台宗文句第一卷讀書 |
J17_0063A13: | 之日、上人、世中のつねならぬ事を、敎訓詞云、咄 |
J17_0063A14: | 哉諸有苦輪、轉如水月、不堅如芭蕉、亦如幻影 |
J17_0063A15: | 響。如來大勇猛、功德超三界、猶爲無常風漂流而 |
J17_0063A16: | 不住文凡生死の無常、いはざるに、しりぬべし。そ |
J17_0063A17: | のうへ難捨妻子珍寶あるも、勇士の交陣如歸死、 |
J17_0063A18: | 丈夫向道有何辭。初入恆難永無易、由難若退 |
J17_0063B19: | 何功成。云云父母親族、生生の恩所。世世に如何がわ |
J17_0063B20: | すれん。しかれども何功か成ぜんと思べき也。讀書 |
J17_0063B21: | 云、至理無名而流四天之下、眞乘不動而出三界之 |
J17_0063B22: | 中と承ば、今より心あらば、まことにさとりもひ |
J17_0063B23: | らきつべし。 |
J17_0063B24: | 能信讀書の圖 |
J17_0063B25: | 後白川法王に、めされて、説戒並往生要集を談ぜし |
J17_0063B26: | め給に、往生極樂の敎行は、濁世末代の目足也。道 |
J17_0063B27: | 俗貴賤、誰か不歸之侍けるより、各心肝に銘じて、 |
J17_0063B28: | いまはじめて聞つるやうに、隨喜かむ涙。仍 太上 |
J17_0063B29: | 法王、院勅をくだして、右京權大夫隆信朝臣に、眞 |
J17_0063B30: | 影をうつさしめて、將來のかたみに、そなへましま |
J17_0063B31: | す。 |
J17_0063B32: | 殿上説戒講説の圖 |
J17_0063B33: | 依院宣之旨、右京權大夫隆信朝臣、上人の |
J17_0063B34: | 眞影を、うつしたてまつりて、遙に蓮花王院 |
J17_0063B35: | の寶藏に、おさめしめ給べきに侍りけり。 |
J17_0063B36: | 隆信寫影の圖 |