浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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J16_0686A01: | 更ニ懺悔念佛セスハ順次ノ往生遂カタク候歟上人 |
J16_0686A02: | 請文云此義神妙ニ候乃至一念無有疑心ノ釋ハ上盡 |
J16_0686A03: | 一形下至十聲等ニテモ决定往生スヘシト信スヘキ |
J16_0686A04: | 文ナリ雖然一念ノ後又稱念セスナラヒニ犯罪セハ |
J16_0686A05: | ナヲ决定往生ト信スヘキニアラス如此信候ハ一 |
J16_0686A06: | 重深心ニ似タリトイヘトモ還テ邪見ト成候歟近來 |
J16_0686A07: | 此邪見ニ住スル輩多候也ト云云●若ハ先世ノ因ニム |
J16_0686A08: | クヒタルスカタナリトハ是死苦ノ上ヲ云ナリ斷末 |
J16_0686A09: | 摩ノ苦ハ一切衆生果報ノ上ノ定リナリ |
J16_0686A10: | しかるに當世かの門流と號する中に多念を功勞すべ |
J16_0686A11: | からす。臨終を沙汰すへからすといふ人も侍にや。 |
J16_0686A12: | 此義すでにかの消息記錄等に違するうへは。これま |
J16_0686A13: | たく善惠房の義にあらす。末學の今案なり。流のに |
J16_0686A14: | ごれるをききて。みなもとのすめるを。うたがふこ |
J16_0686A15: | となかれ。 |
J16_0686A16: | 畫圖 |
J16_0686A17: | このひじりは。ことに恭敬修を專にして。不淨のとき |
J16_0686B18: | は。四十八度なんど手をそ洗ける毎月十五日には。か |
J16_0686B19: | ならす廿五三昧を行じて見聞の亡者をとふらひ。有 |
J16_0686B20: | 縁無縁をいはず。早世の人あればこれをわすれす。 |
J16_0686B21: | 忌日にはかならす阿彌陀經をよみ念佛して。ねんご |
J16_0686B22: | ろに廻向し。談義のをはりにも。同音の阿彌陀經念 |
J16_0686B23: | 佛さだまれる式なり。毎日に淨土の三部經を讀誦 |
J16_0686B24: | し。名號六萬遍をとなへて。半夜に及まて睡眠せ |
J16_0686B25: | ず。曉更には法門を暗誦して。佛號をとなへ給事を |
J16_0686B26: | こたりなかりき。天福二年九月十四日の夜。沙門源弘 |
J16_0686B27: | ゆめみらく。善惠房は。十一面觀音の化身なり。か |
J16_0686B28: | の門徒は。かならす十一面觀音の像を。一寸八分に |
J16_0686B29: | つくりて。安置すへしと。委旨在夢記 |
J16_0686B30: | ●天福ハ四條院年號ナリ二年ニ改元アテ文曆ト云●源弘未詳●夢記未見本文別傳ニ諸人ノ夢ヲ載今傳文ト同シ |
J16_0686B31: | ●廿五三昧ハ本涅槃經ヨリ出テ二十五有ヲ破スト |
J16_0686B32: | 止觀ノ二ノ二玄義ノ四ノ一イヘリ第四十三ニ注シヌ●式ハ取法也 |
J16_0686B33: | 字彚常ニ用ヰテ改マラヌ作法ヲ云第廿七卷ニ注シヌ |