浄土宗全書を検索する
AND検索:複数の検索語をスペースで区切って入力すると、前後2行中にそれらを全て含む箇所を検索します。
巻_頁段行 | 本文 |
---|---|
J16_0534A01: | 上人あはれみての給はく。げにもさやうにて世をわ |
J16_0534A02: | たり給らん罪障まことにかろからざれは。酬報また |
J16_0534A03: | はかりがたし。もしかからずして。世をわたり給ぬ |
J16_0534A04: | べきはかりことあらば。すみやかにそのわざをすて |
J16_0534A05: | 給へし。もし餘のはかりこともなく。又身命をかへ |
J16_0534A06: | りみざるほとの道心いまたおこりたまはずは。ただ |
J16_0534A07: | そのままにて。もはら念佛すへし。彌陀如來は。さ |
J16_0534A08: | やうなる罪人のためにこそ。弘誓をもたてたまへる |
J16_0534A09: | 事にて侍れ。ただふかく本願をたのみて。あへて卑 |
J16_0534A10: | 下する事なかれ。本願を憑て念佛せは。往生うたが |
J16_0534A11: | ひあるましきよし。ねんごろにをしへ給けれは。遊 |
J16_0534A12: | 女隨喜の涙をながしけり。のちに上人の給けるは。 |
J16_0534A13: | この遊女信心堅固なり。さだめて往生をとくへし |
J16_0534A14: | と。歸洛のときここにてたづね給けれは。上人の御 |
J16_0534A15: | 敎訓をうけたまはりてのちは。このあたりちかき山 |
J16_0534A16: | 里にすみて。一すぢに念佛し侍しか。いくほとなく |
J16_0534A17: | て。臨終正念にして往生をとげ侍きと。人申けれ |
J16_0534B18: | ば。しつらんしつらんとぞおほせられける。 |
J16_0534B19: | 畫圖 |
J16_0534B20: | ●此御敎訓ノ趣キ龍舒淨土文ニ勸風塵者文ニ全 |
J16_0534B21: | 同ナリ |
J16_0534B22: | |
J16_0534B23: | |
J16_0534B24: | |
J16_0534B25: | |
J16_0534B26: | |
J16_0534B27: | |
J16_0534B28: | |
J16_0534B29: | |
J16_0534B30: | |
J16_0534B31: | |
J16_0534B32: | |
J16_0534B33: | |
J16_0534B34: | 卷三十四終 |