浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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J16_0435A01: | んときなりとも。わすれずして申させ給はは。往 |
J16_0435A02: | 生の業にかならすなり候はんずるなり。いかなる |
J16_0435A03: | ときにも。申されざらんをこそ。ねんじて申さば |
J16_0435A04: | やと思ひ候へきに。申されんをねんじて。申させ |
J16_0435A05: | 給はぬことはいかてか候へき。ただいかなるおり |
J16_0435A06: | もきらはす。申させ給べし。 |
J16_0435A07: | 一あらぬ行。ことさとりの人にむかひて。いたくし |
J16_0435A08: | ゐて仰らるること候まじ。異解異學の人を見ては。 |
J16_0435A09: | これを恭敬して。かろしめあなとる事なかれと申 |
J16_0435A10: | たることにて候也。阿彌陀佛に縁なく。極樂淨土 |
J16_0435A11: | にちぎりすくなからん人の。信もおこらす。ねが |
J16_0435A12: | はしくもなからんには。力をよばす。たた心にま |
J16_0435A13: | かせて。いかなるをこなひをもして。後生たすか |
J16_0435A14: | りて。三惡道をはなるることを。人の心にしたが |
J16_0435A15: | ひてすすめ候べきなり。又ちりばかりも。かなひ |
J16_0435A16: | ぬべからん人には。阿彌陀佛をすすめ。極樂をね |
J16_0435A17: | がはすべきにて候そ。いかに申とも。この世の人 |
J16_0435B18: | の。念佛にあらでは。極樂にむまれて。生死をはな |
J16_0435B19: | るる事は候まじきなり。もしはそしり。もしは信 |
J16_0435B20: | ぜざらんものをは。こはからでこしらふべきにて |
J16_0435B21: | 候なり已上取詮この御返事を給て後は。いよいよ念佛の |
J16_0435B22: | 外他事なかりけるを。見うらやみて。專修念佛の |
J16_0435B23: | 行人。かの國中に三十餘人までになりにけれは。此 |
J16_0435B24: | 由を上人へ申入けつに。上人御返事云。 |
J16_0435B25: | ●申タル事ニテ候トハ西方要決云別學之者總起 |
J16_0435B26: | 敬心與己不同但知深敬也若生輕慢得罪無 |
J16_0435B27: | 窮故須總敬即除行障●コハカラデハ不強ノ |
J16_0435B28: | 字ナリ●コシラフハ誘ノ字ナリ |
J16_0435B29: | 專修念佛の人は。世にありかたく候に。その一國 |
J16_0435B30: | に。三十餘人まて候らんこそ。まめやかにあはれに |
J16_0435B31: | 候へ。京邊などの。つねにききならひ。かたはらを |
J16_0435B32: | も見ならひ候ぬべき所にて候にだにも。思切て專修 |
J16_0435B33: | 念佛する人は。ありがたき事にて候。道綽禪師の。 |
J16_0435B34: | 平州と申候所こそ。一向念佛の地にては候しか。專 |