浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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J16_0207A01: | 以後。啓白あるべし。其器量を選へし。分經。并 |
J16_0207A02: | 墨筆等以下の諸事。常のことし。日別の書寫。禮 |
J16_0207A03: | 讃以後。多少時によるへし。但七箇日の間に。其 |
J16_0207A04: | 功は終べきなり。日別解説。日中の禮讃以後なる |
J16_0207A05: | べし。日日の次第。是になぞらへて知べし。七箇 |
J16_0207A06: | 日の間の儀式。かくのごとし。 |
J16_0207A07: | 次に奉納の次第。常のことし。佛經讃歎。先のこ |
J16_0207A08: | とし。但讃歎の多少。時宜によるべし。奉納路次 |
J16_0207A09: | の間の合殺常のことし。 |
J16_0207A10: | ●分經トハ一兩紙ツツ宜キ程ニ切分テ經衆ノ寫本 |
J16_0207A11: | ニスルヲ云ナリ●墨筆ハ慈覺大師ハ石墨草筆ニテ |
J16_0207A12: | 書給ヘル事釋書ニ見エタリ今時ハ多分朱ヲモテ |
J16_0207A13: | 書藁ヲ束テ筆トス已上軌則漢語燈錄ニ載ラレテ今 |
J16_0207A14: | ト全同ナリ |
J16_0207A15: | 上人記錄の法則かくのことし。追福のために。これ |
J16_0207A16: | らの善根を修する事。このときよりはじまれるとな |
J16_0207A17: | ん。申つたへ侍る。されば其後三部經を如法に書寫 |
J16_0207B18: | する事。世におほくきこえ侍り。 |
J16_0207B19: | 畫圖 |
J16_0207B20: | ●世ニオホクキコエ侍リトハ文永四年四月後嵯峨 |
J16_0207B21: | 院於龜山殿三部經如法書寫シ給ヘル事彌世繼ニ |
J16_0207B22: | 見エタリ次上ノ卷ニ注スカ如シ新續古今集ニ淨土 |
J16_0207B23: | 三部經書テ舞樂ニテ供養シケルニ權中納言具行イ |
J16_0207B24: | マタ少將ニテ陵王舞侍シカハ又ノ日申ツカハシ |
J16_0207B25: | ケル頓阿法師山ノ端ノ入日ヲカヘス袂ニモ西ニ心 |
J16_0207B26: | ヲカクルトソミシ返シ山ノ端ノ入日ヲイカテ返シ |
J16_0207B27: | ケン我タニ西ニイソク心ヲ |
J16_0207B28: | 後鳥羽院。度度勅請ありて。圓戒を御傳受。上西門 |
J16_0207B29: | 院・修明門院・おなしく御受戒ありき。かかりしか |
J16_0207B30: | ば。三公・公卿・かうべをかたふけ。一朝あふぎて |
J16_0207B31: | 傳戒の師とせずと。いふ事なかりき。 |
J16_0207B32: | 畫圖 |
J16_0207B33: | ●後鳥羽院ノ受戒此事年代以下未有所勘也按 |
J16_0207B34: | スルニ上人配所ヨリ歸洛以後ノ事ナルヘシ第四十 |