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J1420 和語灯録日講私記 義山・素中 画像

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巻_頁段行 本文
J09_0780A01: 法事記上八丁引之又觀念法門私鈔上三十七丁にも引之瑛師の修證儀也具二十勝論第四中乾上十八丁引之法事記の頭に出之往て
J09_0780A02: 見るへし十乘觀者一觀不思議境二起慈悲心三巧安止觀四
J09_0780A03: 破法遍五識通塞六修道品七對治助開八知位次九能安
J09_0780A04: 忍十無法愛也四敎儀三十七丁集解下止觀五之三丁觀行即五品初隨喜品位
J09_0780A05: 具修十乘觀法也正漏十乘境觀相融色心相即時
J09_0780A06: 名觀行即也然初心難意得事也西谷句解六之四丁同要解三之廿五丁九境
J09_0780A07: の魔事とは案するに天台四敎義十一卷十 丁釋十乘中第九
J09_0780A08: 安忍成就云若知生死即涅槃即不爲陰界入境
J09_0780A09: 病患境業相境魔事境禪門境二乘境菩薩境之所壞
J09_0780A10: 也若指此九境歟未披止觀故に不知是非重
J09_0780A11: 閲本文可决也○彌陀の一事にはもとより魔事な
J09_0780A12: しとは元照云大光明中决無魔事猶如白晝奸盜
J09_0780A13: 難成又云今淨土諸經並不云魔即知此法無魔明
J09_0780A14: 矣○果人淸淨なるかゆへにとは修證儀云彌陀一敎
J09_0780A15: 無魔事縁果人故次上出之元照云今觀彌陀果得
J09_0780A16: 眞實境界故無魔事但果人淸淨句未得之追可尋
J09_0780A17: 三十八丁百丈の石を等とは此譬は法譬不合やうに見
J09_0780B18: ゆれとも次上に唯彌陀の願力に乘してと云ふ處を且
J09_0780B19: く譬へ玉ふ也と心得へし○圍繞護念し玉へはとは元
J09_0780B20: 照云念佛之人皆爲一切諸佛之所護念既爲佛護
J09_0780B21: 安得有魔扨上來此の一段講し畢つて立還りて元
J09_0780B22: 照の魔事辨の釋及慶文法師の正信法門の説を辨すへ
J09_0780B23: きなり具に决疑抄定記に引之并に樂邦文類見合す
J09_0780B24: へし又要畧鈔來迎引接の下の隨聞記に記せり見合せ
J09_0780B25: て此に辨すへし○答一念によく八十億劫の生死の罪
J09_0780B26: を滅すとは此れ觀經の下中下下兩品の説也爾るに一
J09_0780B27: 念之力不及九十億劫百億劫言唯滅八十億劫罪
J09_0780B28: 者不思議佛法似有際限何不滅無量億劫罪障耶
J09_0780B29: と云ふとき先つ一念之力能滅八十億劫罪寧是非
J09_0780B30: 不思議乎又一義非佛力有際限今限八十億只是
J09_0780B31: 凡夫心力不及八十億外故經説只滅八十億劫罪
J09_0780B32: 也何故凡夫心力不出八十億劫乎凡除不思議佛
J09_0780B33: 法之外總餘一切法力有分限例如凡夫二乘神通
J09_0780B34: 縁過去未來限八萬劫不及其餘縁現在境凡

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