浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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J09_0713A01: | 是曰我入大日經開題曰又加持者往來涉入爲加攝 |
J09_0713A02: | 而不散爲持即入我我入之義是也即身義曰加持者 |
J09_0713A03: | 表如來大悲與衆生信心佛日之影現衆生心水曰 |
J09_0713A04: | 加行者信水能感佛日名持舍利禮文 鈔○六即とは天台 |
J09_0713A05: | の意圓敎に立六即次位也初凡夫より終り妙覺極果 |
J09_0713A06: | の位まてに六位を立つる也委くは集解下五十七丁西谷要解三之二十四丁等六 |
J09_0713A07: | 即とは一に理即二に名字即三に觀行即四に相似即五 |
J09_0713A08: | に分眞即六に究竟即也○法界唯心とは華嚴宗にては |
J09_0713A09: | ほつかいと讀む淨土宗はほうかいと可讀也○道綽 |
J09_0713A10: | 禪師とは安樂集上四十四丁に釋あり○今時は證しか |
J09_0713A11: | たしとは今時とは末代なり設ひ觀解の人ありとも證 |
J09_0713A12: | る人は無き也○大集月藏經とは彼の經月藏分第五第 |
J09_0713A13: | 九第十又日藏分第六處處の文の意を取りて綽禪師釋 |
J09_0713A14: | し玉はく我末法時中億億衆生起行修道未有一人 |
J09_0713A15: | 得者况や彼の經には五箇の五百年を説く段段に修 |
J09_0713A16: | 行劣りて今は第五の五百年鬪諍堅固の時也其の證據 |
J09_0713A17: | には今時は宗論がましきことを望む也出家も在家も |
J09_0713B18: | 皆如是あさましきこと也○次に淨土門はとは是よ |
J09_0713B19: | り已下を能能可意得是は當分入用の事也先つ聖道 |
J09_0713B20: | の修行は壽命長遠上根上智の機也今時の凡夫は不 |
J09_0713B21: | 叶故に阿彌陀如來不退の極樂を建立し玉ふ總して |
J09_0713B22: | 欲界の習として婬欲食欲睡眠欲有りて退縁の土也壽 |
J09_0713B23: | 命短促也故に娑婆は修行難成就只稱名して往生を |
J09_0713B24: | 期すへし其の聖道の敎門は極樂へ生して修行して可 |
J09_0713B25: | 知なり○いとひすててとは厭離穢土也此の娑婆世 |
J09_0713B26: | 界を厭捨てねはならぬ也喩へはつなげる船をこぐが |
J09_0713B27: | 如し先つ此界を厭ひて極樂を欣ふなり惠心の要集に |
J09_0713B28: | も此の旨を委しく釋せり○しかれは等とは先つ總安 |
J09_0713B29: | 心を發して其上に願行を立つる也○かつかつとは且 |
J09_0713B30: | の字也爰にては先つそろそろの心也父子相迎下本十丁二十六丁且の |
J09_0713B31: | 字はしはらくと云ふ訓あり先つ往生して其後佛道を |
J09_0713B32: | 修する也○願行とは安心起行也○機の善惡をゑらは |
J09_0713B33: | すとは善人も惡人も皆他力に乘して生する也何なる |
J09_0713B34: | 善人にても自力にては不叶事也禪宗にて悟を開玉 |