浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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J09_0709A01: | 謂即とは不異の義也斯の心眞實に是佛也若し相好 |
J09_0709A02: | 圓滿し玉ふは方便の如來也と無門關第三十則西柏鈔下十七丁○涅槃經 |
J09_0709A03: | をときおはりてとは昔世尊靈山會上に於て説法度人 |
J09_0709A04: | し玉ふ時に百万の大衆集會聽法す大梵天王已に金色 |
J09_0709A05: | の波羅華を擎て供養す世尊此華を拈して四衆に示 |
J09_0709A06: | し玉ふ皆其の心を得す摩訶迦葉獨り破顏微笑す世尊 |
J09_0709A07: | 即告けて曰く吾に正法眼藏涅槃の妙心實相無相微妙 |
J09_0709A08: | 解脱の法門あり摩訶迦葉に附屬す汝當に諦かに持し |
J09_0709A09: | 是を流布して斷絶せしむる事なかれと乃ち金色の僧 |
J09_0709A10: | 伽梨衣を取つて授け玉ふ迦葉即ち傳持して法を阿難 |
J09_0709A11: | に附屬し自ら雞足山の石窟に入りて當來慈氏の下 |
J09_0709A12: | 生を待つ大梵天王問佛决疑經之説處處に引之然るに如來入滅のとき二月 |
J09_0709A13: | 十五日の晨朝聲光動して告く五天竺に無隱此の時 |
J09_0709A14: | 迦葉出雞足山洞雙林の砌に來り玉ふに其の間經 |
J09_0709A15: | 七日二十一日の夕に來至せり其の時如來從金棺 |
J09_0709A16: | 底擧兩足尊容迦葉見之如來定惠の二法を附 |
J09_0709A17: | 屬我と思ひ破顏微笑すと是の故に五大院の敎時 |
J09_0709B18: | 諍論に云禪宗一代釋尊多施筌蹄最後傳心不滯 |
J09_0709B19: | 敎文七帖一末十六丁凡そ世尊以心迦葉に傳へ玉ふこと三處 |
J09_0709B20: | なり一には多子塔前に分半坐此説追て可考二には靈山に |
J09_0709B21: | 拈華三には双樹に示雙趺是を以て涅槃經第二會疏二卷 |
J09_0709B22: | 八十七丁佛告我今所有無上正法付囑摩訶迦葉云へり今 |
J09_0709B23: | 此に涅槃經を説きおはりてのちとは上件の説にて |
J09_0709B24: | 可心得也扨禪宗に如來禪祖師禪の二つ有り上來の |
J09_0709B25: | 如き傳持を云如來禪達磨所得の心印敎外別傳直指 |
J09_0709B26: | 人心見性成佛と示し玉ふ是を云祖師禪也無門關西拍抄上廿二丁 |
J09_0709B27: | 人天眼目下十丁大原句解三之十六丁同六丁西谷句解七之七十丁集標指下三之五十四丁涅槃事畧上十二丁下二十丁○たた一 |
J09_0709B28: | 偈をもちてとは大梵王問佛决疑經曰聽吾偈言法本 |
J09_0709B29: | 法無法無法法亦法今附無法時法法何曾法無門西拍抄上廿二 |
J09_0709B30: | 引之此の一偈を云也但し涅槃のとき正法を以て迦葉 |
J09_0709B31: | に附屬し玉ふ事西域記第九卷に出てたり又佛像幖幟 |
J09_0709B32: | 義圖記上二十四丁引之伹し一偈の説は略抄して引く故不 |
J09_0709B33: | 知有無追て西域記を披きて考へ見へき也○二十九丁煩 |
J09_0709B34: | 惱即菩提生死即涅拌とは此の語諦觀四敎儀二十八丁集解 |