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J1420 和語灯録日講私記 義山・素中 画像

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巻_頁段行 本文
J09_0700A01: き也元祖も此旨を明め玉ふ故に如此仰せらるるな
J09_0700A02: り大悲の本懷實に可思之也○遐代とは遐は遠也即
J09_0700A03: ち末代の稱也○流通とは江河流れて壅ること無きか
J09_0700A04: 如し天台云流譬水下〓通則無滯無壅也如來大悲
J09_0700A05: 平等説法非但爲現在亦欲遠被正像末末代使
J09_0700A06: 咸沾法潤是則法水流〓無窮並沾斯澤故云流
J09_0700A07: 淨名疏第一卷新記愚聞下の四之百三十六丁小經疏抄二之上八丁二十一丁約束とは字書に約
J09_0700A08: 束は謂圍繞束縛也又言語戒令の檢束なるを皆曰
J09_0700A09: 約束○跋提河とは抅尸那城中印度境在摩訶提國
J09_0700A10: 北方西北二三里渡跋提河西岸不遠有娑羅林
J09_0700A11: 西域記六之十六丁意涅槃事略上四十丁名義集三之廿丁○沙羅林とは沙羅双樹此云堅
J09_0700A12: 固四方八株悉高五丈四榮四枯下根相連上枝相合
J09_0700A13: 似連理榮枯似交讓其色豊蔚華如車輪其色甚
J09_0700A14: 白果大如瓶其甘如蜜其樹類斛而皮靑白華甚光潤
J09_0700A15: 涅槃會疏一之七丁西域記六之十六丁華嚴疏卅七卷廿七丁意名義集三之廿二丁事畧上七丁○八十の春とは
J09_0700A16: 穿鑿のあることなれとも先は八十と知るへし○二月
J09_0700A17: 十五とは是れにも異説あれとも以二月十五爲正
J09_0700B18: ○頭北面西とは長阿含に佛告阿難汝爲如來於
J09_0700B19: 双樹間敷置牀座使頭北首面向西方所以然
J09_0700B20: 者吾法流布當久住北方三卷十六丁又增一阿含同之華嚴疏抄卅六之上廿七丁委釋事畧上八丁
J09_0700B21: 十六丁可見合佛は師子王の右脇臥法の如くし玉ふ故面は西
J09_0700B22: 方に向ふ也○草木いろを變しとは涅槃經云娑羅樹變
J09_0700B23: 白猶白鶴一 卷十九丁同後分に云其樹即時慘然變白猶如
J09_0700B24: 白鶴上卷十九丁文事畧上引之謂靑靑たる沙羅林の草木も色を變し
J09_0700B25: て白く成る此を鶴林と云て鶴の羽の如く白くなると
J09_0700B26: 云ふ意也○釋尊みつからとは無問自説の法なり○多
J09_0700B27: 羅葉とは形は此方の椶櫚の如きもの也直くして高し
J09_0700B28: 極めて高きは八九十尺也先つは四十九尺ほと有るも
J09_0700B29: の也南印度の建那補羅國の北不遠有多羅樹林其
J09_0700B30: 葉長く廣し其色光りうるをへり諸國の書寫に此を取
J09_0700B31: り用ゆ名義三之二十七丁今羅漢達此の貝多羅葉を以て書き留る
J09_0700B32: 也此の時阿闍世王施主に成り給ひて羅漢達をして悉
J09_0700B33: く書き留めしめ玉ふ也此事追て可尋三藏結集の事標指鈔中之一廿一丁三
J09_0700B34: 界義上十三丁委し○二十二丁善導和尚となのりてとは先つ釋迦は

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