浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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J09_0653A01: | 生しかたし。又やまひ大事にて心みたれは。往生し |
J09_0653A02: | かたしと申候はんは。さもいはれて候へとも。善導の |
J09_0653A03: | 御意にては極樂へまいらんと心さして。おほくもす |
J09_0653A04: | くなくも念佛申さん人の。いのちつきん時は。阿彌 |
J09_0653A05: | 陀ほとけ聖衆とともにきたりてむかへ給ふへしと候 |
J09_0653A06: | へは。日ころたにも御念佛候はは。御臨終に善知識 |
J09_0653A07: | 候はすとも。ほとけはむかへさせ給ふへきにて候。又 |
J09_0653A08: | 善知識のちからにて往生すと申候事は。觀經の下三 |
J09_0653A09: | 品の事にて候。下品下生の人なとこそ。ひころ念佛も |
J09_0653A10: | 申候はす。往生の心も候はぬ逆罪の人の。臨終にはし |
J09_0653A11: | めて善知識にあひて。十念具足して往生するにてこ |
J09_0653A12: | そ候へ。日ころより他力の願力をたのみ。思惟の名號 |
J09_0653A13: | をとなへて。極樂へまいらんとおもひ候はん人は。 |
J09_0653A14: | 善知識のちから候はすとも。佛は來迎したまふへき |
J09_0653A15: | にて候。又かろきやまひをせんといのり候はん事 |
J09_0653A16: | も。心かしこくは候へとも。やまひもせて死候人も。 |
J09_0653A17: | うるはしくをはる時には。斷末摩のくるしみとて。 |
J09_0653B18: | 八萬の塵勞門より。無量のやまひ身をせめ候事。百 |
J09_0653B19: | 千のほこつるきにて。身をきりさくかことし。され |
J09_0653B20: | はまなこなきかことくにして。みんとおもふ物をも |
J09_0653B21: | みす。舌のねすくみて。いはんとおもふ事もいはれ |
J09_0653B22: | す候也。是は人間の八苦のうちの。死苦にて候へは |
J09_0653B23: | 本願を信して往生をねかひ候はん行者も。此苦はの |
J09_0653B24: | かれすして。悶絶し候とも。息のたえん時は。阿彌 |
J09_0653B25: | 陀ほとけのちからにて。正念になりて往生をし候へ |
J09_0653B26: | し。臨終はかみすちきるかほとの事にて候へは。 |
J09_0653B27: | よそにて凡夫さためかたく候。たた佛と行者との |
J09_0653B28: | 心にてしるへく候也。そのうへ三種の愛心をこり |
J09_0653B29: | 候ひぬれは。魔縁たよりをえて。正念をうしなひ候 |
J09_0653B30: | 也。この愛心をは善知識のちからはかりにては。 |
J09_0653B31: | のそきかたく候。阿彌陀ほとけの御ちからにての |
J09_0653B32: | そかせ給ひ候へく候。諸邪業繫無能礙者。たのもし |
J09_0653B33: | くおほしめすへく候。又後世者とおほしき人の申 |
J09_0653B34: | けに候は。まつ正念に住して。念佛申さん時に。佛 |