浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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J09_0628A01: | おぼつかなくおもひまいらせつる程に。このお文返 |
J09_0628A02: | 返よろこひてうけ給はり候ぬ。さても專修念佛の人 |
J09_0628A03: | は。よにありがたき事にて候に。その一國に三十餘 |
J09_0628A04: | 人まて候らんこそ。まめやかにあはれに候へ。京邊 |
J09_0628A05: | なとのつねにききならひ。かたはらをもみならひ候 |
J09_0628A06: | ひぬへきところにて候だにも。おもひきりて專修念 |
J09_0628A07: | 佛をする人は。ありかたき事にてこそ候に。道綽禪 |
J09_0628A08: | 師の。平州と申候ところにこそ。一向念佛の地にて |
J09_0628A09: | は候に。專修念佛三十餘人は。よにありかたくおほ |
J09_0628A10: | え候。これひどへに御ちから。又熊谷の入道なとの |
J09_0628A11: | はからひにてこそ候なれ。それも時のいたりて。往 |
J09_0628A12: | 生すべき人のおほく候へきゆへにこそ候らめ。縁な |
J09_0628A13: | き事は。わさと人のすすめ候にたにも。かなはぬ事 |
J09_0628A14: | にて候に。子細もしらせ給はぬ人なとの。おほせら |
J09_0628A15: | れんによるへき事にても候はぬに。もとより機縁純 |
J09_0628A16: | 熟して。時いたりたる事にて候へはこそ。さ程に專 |
J09_0628A17: | 修の人なとは候はめと。をしはかられあはれにおほ |
J09_0628B18: | え候。ただし無智の人にこそ。機縁にしたがひて。 |
J09_0628B19: | 念佛をはすすむる事にてはあれと申候なる事は。も |
J09_0628B20: | ろもろの僻事にて候。阿彌陀ほとけの御ちかひには。 |
J09_0628B21: | 有智無智をもえらはす。持戒破戒をもきらはす。佛 |
J09_0628B22: | 前佛後の衆生をもえらはす。在家出家の人をもきら |
J09_0628B23: | はす。念佛往生の誓願は。平等の慈悲に住して。を |
J09_0628B24: | こしたまひたる事にて候へは。人をきらふ事はまた |
J09_0628B25: | く候はぬなり。されは觀無量壽經には。佛心者大 |
J09_0628B26: | 慈悲是なりとときて候也。善導和尚この文をうけ |
J09_0628B27: | て。この平等の慈悲をもて。あまねく一切を攝すと |
J09_0628B28: | 釋し給へり。一切のことばひろくして。もるる人候 |
J09_0628B29: | へからす。釋迦のすすめ給も。惡人善人愚人智人。 |
J09_0628B30: | ひとしく念佛すれは。往生すとすすめたまへる也。 |
J09_0628B31: | されは念佛往生の願は。これ彌陀如來の本地の誓願 |
J09_0628B32: | なり。餘の種種の行は。本地のちかひにあらす。釋 |
J09_0628B33: | 迦如來の種種の機縁にしたがひて。樣樣の行をとか |
J09_0628B34: | せたまひたる事は。釋迦も世に出給ふ意は。彌陀の |