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J1400 和語灯録 了恵輯緑 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
J09_0609A01: 彌陀ほとけの本願は。名號をもて罪惡の衆生をみち
J09_0609A02: びかんとちかひ給たれは。ただ一向に念佛だにも申
J09_0609A03: せは。佛の來迎は。法爾道理にてそなはるへきな
J09_0609A04: 同集
J09_0609A05: 又いはく。現世をすぐへき樣は。念佛の申されん樣に
J09_0609A06: すぐへし。念佛のさまたげになりぬへくは。なにな
J09_0609A07: りともよろづをいとひすてて。これをととむへし。
J09_0609A08: いはく。ひじりて申されずは。めをまうけて申へし。
J09_0609A09: 妻をまうけて申されすは。ひしりにて申すへし。住
J09_0609A10: 所にて申されすは。流行して申すへし。流行して申
J09_0609A11: されすは。家に居て申すへし。自力の衣食にて申さ
J09_0609A12: れすは。他人にたすけられて申へし。他人にたすけ
J09_0609A13: られて申されすは。自力の衣食にて申へし。一人し
J09_0609A14: て申されすは。同朋とともに申へし。共行して申さ
J09_0609A15: れすは。一人籠居て申すへし。衣食住の三は。念佛
J09_0609A16: の助業也。これすなはち自身安穩にして念佛往生を
J09_0609A17: とげんがためには。何事もみな念佛の助業也。三途
J09_0609B18: へかへるへき事をする身をだにもすてがたけれは。
J09_0609B19: かへりみはくくむぞかし。まして往生程の大事をは
J09_0609B20: けみて。念佛申さん身をは。いかにもいかにもはくくみ
J09_0609B21: たすくへし。もし念佛の助業とおもはすして身を
J09_0609B22: 貪求するは。三惡道の業となる。極樂往生の念佛申
J09_0609B23: さんがために。自身を貪求するは。往生の助業とな
J09_0609B24: るへきなり。萬事かくのことしと同集
J09_0609B25: 沙彌道遍かたりていはく。故上人おほせられていは
J09_0609B26: く。往生のためには念佛第一なり。學問すへからす。
J09_0609B27: たたし念佛往生を信せん程はこれを學すへし宗要集にいてたり
J09_0609B28: 御 歌
J09_0609B29: 阿彌陀佛といふよりほかはつのくにの
J09_0609B30: なにはの事もあしかりぬへし
J09_0609B31: 千とせふるこまつのもとをすみかにて
J09_0609B32: あみたほとけのむかへをそまつ
J09_0609B33: いけのみつ人のこころににたりけり
J09_0609B34: にこりすむ事さためなけれは

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