ウィンドウを閉じる

Z1360 即心念仏安心決定談義本 霊空 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
Z14_0027A01: し。況や卽心念佛の安心。淺くとも。暗くとも。もし決
Z14_0027A02: 定せば。決定往生。疑ひなきなり。如來常住と云は。卽
Z14_0027A03: ち是心作佛。是心是佛のことなれば。分明なる證據な
Z14_0027A04: り。信心なき人。佛語を信ぜぬ人は。格別。佛語を信
Z14_0027A05: じ。信心ある人ならば。卽心念佛の功德。深く難有か
Z14_0027A06: るべし。さて此談義。他宗に向て。說べからず。他宗の
Z14_0027A07: 中にも。禪宗などには。聞せても。害あるまじ。淨土宗
Z14_0027A08: などに向て。必ず說べからず。淨土宗は。信受せぬば
Z14_0027A09: かりにてはなく。いきどをりを起し。誹謗して。罪を
Z14_0027A10: 得べきが故なり。淨土宗の事の念佛も。往生せぬには
Z14_0027A11: あらず。此方よりは。事の念佛も。卽心念佛を離れず
Z14_0027A12: と知ゆへに。事の念佛をも。眞實心に申す人を見ば。
Z14_0027A13: 隨喜讃歎すべし。天台宗ならば。卽心念佛を。自の爲
Z14_0027A14: にも。他の爲にも。專らとせいでば。天台宗になりた
Z14_0027A15: る甲斐はなきなり。時に享保十二年臘月下旬老苾芻
Z14_0027A16: 光謙謹で口授し畢るものなり
Z14_0027A17:
Z14_0027B01:
Z14_0027B02:
Z14_0027B03:
Z14_0027B04:
Z14_0027B05:
Z14_0027B06:
Z14_0027B07:
Z14_0027B08:
Z14_0027B09:
Z14_0027B10:
Z14_0027B11:
Z14_0027B12:
Z14_0027B13:
Z14_0027B14:
Z14_0027B15:
Z14_0027B16:
Z14_0027B17: 卽心念佛安心決定談義本

ウィンドウを閉じる