浄土宗全書を検索する
AND検索:複数の検索語をスペースで区切って入力すると、前後2行中にそれらを全て含む箇所を検索します。
巻_頁段行 | 本文 |
---|---|
Z08_0371A01: | き跡を尋ねてひとしからんと。はげみ給ふべし。昔は |
Z08_0371A02: | 我宗の僧。忝も。天皇の戒師となりて。德行もたかく。公 |
Z08_0371A03: | 家の梵莚につらなりて。擧止もやさしかりしに。い |
Z08_0371A04: | かにぞや今の世には。つたなく名利をのみむさぼり |
Z08_0371A05: | て。無下にあやしきものになりぬる。心あらん人。これ |
Z08_0371A06: | をなげかざらんや。余が不敏を忘れて。此書をしるす |
Z08_0371A07: | 事も。心ざしこれにあり。上人も。よろしくあはれみ |
Z08_0371A08: | をたれ給へ。ねがはくは水莖の跡むなしからずして。 |
Z08_0371A09: | ひろく九重の外にいたり。黑谷の風。ふた〻びおこ |
Z08_0371A10: | りて。とをく。萬代の後につたへん。 |
Z08_0371A11: | 空花和歌集終 |
Z08_0371A12: | 此註ハ者。予少年之昔。於二和州當麻寺ニ一。依テ二有人之所 |
Z08_0371A13: | 望ニ一粗草スレ之ヲ。其後於テ二洛北報恩寺ニ一。令レ增二-補之ヲ一。當 |
Z08_0371A14: | 春〓淋雨ノ中。於二攝州天王寺ノ西門。上人遺跡之日觀 |
Z08_0371A15: | 亭ニ一。此序改而書スレ之ヲ。偏ニ是爲二報恩度生ノ一也。元祿 |
Z08_0371A16: | 第六之天癸酉季冬初五日。令二一校一レ之。今亦於二紫野ノ草 |
Z08_0371B01: | 庵ニ一。加ヘ二小書ヲ一對校シ畢。 |
Z08_0371B02: | 元祿九年丙子三月下旬 |
Z08_0371B03: | 洛陽報恩寺第十四世證譽記 |