浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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Z08_0134A01: | 之限。皆止ル二於七ニ一。過レハ則二七三七乃至七々ニシテ。不レ |
Z08_0134A02: | 止二於六ニ一。不レ至二八九一。已上古德ノ傳ニ云ク。七日ヲ爲ヿレ限ト者。 |
Z08_0134A03: | 七日ヲ名ク二成就之數ニ一也。如ク二俱舍論ノ七味合成等ノ一。 |
Z08_0134A04: | 詳ニシテ而モ可シレ知ヌ一。已上○いと▲は。いと▲しくなり。河 |
Z08_0134A05: | 海抄に。最速とは。有秋の季の日かげみじかき比なれ |
Z08_0134A06: | ばなり。又信心によりて。いよ〱はやくおぼゆる心 |
Z08_0134A07: | もあるべし。○なりにしかばの。にもじは助語なり。 |
Z08_0134A08: | ○念誦とは。佛前にして口に經呪を誦し。心に祈念す |
Z08_0134A09: | る事なり。盆經疏新記ニ云ク。念誦ハ卽通ス二佛名經呪ニ一。 |
Z08_0134A10: | 已上同普觀ノ記ニ云ク。在ヲレ心ニ曰ヒレ念ト。發スルヲレ言ニ曰フレ誦ト。 |
Z08_0134A11: | 言ハ由ル二於心ニ一。故ニ云二念誦ト一。已上●(五)更は五更の更 |
Z08_0134A12: | なり。夜も深更におよびて。物しづかなる時なり。遊 |
Z08_0134A13: | 仙窟ニ云ク。更闌夜靜ニシテ長。門閴メト而不レ開。已上○ほど |
Z08_0134A14: | は時なり。○おいらかとは。弄花におとなしき心。又 |
Z08_0134A15: | まことしきなりとあり。老人のうるはしき聲なり。○ |
Z08_0134A16: | 恩德とは。如來に恩斷智の三德あり。華嚴疏ニ云ク。恩 |
Z08_0134A17: | 德ト者。謂ク諸ノ如來。乘M(シテ)二大願力ニ一。救二-護シ玉ヿ衆生ヲ一。猶如二 |
Z08_0134A18: | 赤子ノ一。是ヲ爲二恩德ト一已上○善逝とは。佛の十號の一な |
Z08_0134A19: | り。法華要解ニ云ク。善ク入テ二塵勞ニ一。窮二-盡スルヲ萬法ヲ一。曰二善 |
Z08_0134A20: | 逝ト一。○をとすなりとは。音のきこゆるなり。○げにぞ |
Z08_0134B01: | とは。尤とおもへるなり。○慈恩とは。慈悲の恩德な |
Z08_0134B02: | り。妙句ニ云ク。慈悲利スルレ他ヲ。卽成二恩德ト一。已上○います |
Z08_0134B03: | は。ましますといふ詞なり。御座と書て。いますがる |
Z08_0134B04: | とよむなり。○いと▲は彌なり。●(六)とばかりとは。 |
Z08_0134B05: | 日本紀に時の字を訓す。河海に。しばしばかりなりと |
Z08_0134B06: | あり。○釋迦はこの方にして發遣すといふは。これ善 |
Z08_0134B07: | 導の御釋文なり。○この方とは。穢土をいふ。發遣と |
Z08_0134B08: | は。勸めたて〻西方にかへらしめ給ふ義なり。日本紀 |
Z08_0134B09: | にたてつかはすと點ぜり。○しのびつ〻とは。小聲に |
Z08_0134B10: | となへらる〻なり。○そらによむを誦するといふ。○ |
Z08_0134B11: | こぞの秋とは。眞如堂にての事なり。○やみにしとは。 |
Z08_0134B12: | たづね得ざりし事なり。○ひじりとは。僧の美稱なり。 |
Z08_0134B13: | 聖人といふ事なり。○玄義分ニ云ク。仰惟レハ。釋迦ハ此ノ |
Z08_0134B14: | 方ヨリ發遣シ。彌陀ハ卽彼ノ國ヨリ來迎シ玉フ。彼ニ喚ヒ此ニ遣ル。 |
Z08_0134B15: | 豈容ムヤレ不ルレ去也。已上●(七)再會とは。ふた〻びめぐり |
Z08_0134B16: | あふ事なり。○期するとは。心あてなり。○釋迦の御 |
Z08_0134B17: | まへといふより下は。かの行基菩薩の歌の詞をとり |
Z08_0134B18: | て書き給へり。拾遺集第廿ニ云ク。南天竺より。東大寺 |
Z08_0134B19: | 供養にあひに。菩提がなぎさにつきたりける時よめ |
Z08_0134B20: | る。行基菩薩。靈山の釋迦のみまへにちきりてし。眞如く |