ウィンドウを閉じる

J2310 円光大師行状画図翼賛 円智・義山 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
J16_0673A01: て往生をとげられぬ。得益法門にかなふ。所述たれ
J16_0673A02: か信受せざらん。されは勢觀房は。先師念佛の義道
J16_0673A03: をたかへず申人は。鎭西の聖光房なりとぞ申されけ
J16_0673A04: る。
J16_0673A05: ●決答疑問抄云又禪門道辨袟父之一門也云昔親盛法師語予
J16_0673A06: 云上人在世之時奉問云御往生之後淨土法門不審
J16_0673A07: 可問誰人乎上人答曰聖光房金光房委知所存
J16_0673A08: 彼等爲遠國能化爲汝不易京中聖覺法印亦
J16_0673A09: 知我義本傳同之又云聖覺法印説法次云聖光房上人
J16_0673A10: 數年稽古故上人御義一分不違誓言及度度云云
J16_0673A11: 蓮社聞此説法疎一念義而令成善導寺御弟
J16_0673A12: 子畢本傳云然上人遣自筆誓狀鎭西云源空所存
J16_0673A13: 皆申于御邊畢此外若有所存者以梵釋四王可
J16_0673A14: 奉仰其證已上在判又云嘉禎三年丁酉作徹撰擇集二
J16_0673A15: 卷是則爲令相傳義不零落也同八月一日以
J16_0673A16: 淨土宗法門付屬然阿諱ハ良忠手染紫毫自書血
J16_0673A17: 脉是亦爲令相傳義而弘通也
J16_0673B18: かのひじり。嘉禎三年九月二十一日。聖光房に送ら
J16_0673B19: れける狀云。相互不見參候。年月多積候。于今
J16_0673B20: 存命。今一度見參今生難有覺候。哀候者歟。抑先
J16_0673B21: 師念佛之義末流濁亂。義道不似昔不可説候。御邊
J16_0673B22: 一人正義傳持之由承及候。返返本懷候。喜悅無極
J16_0673B23: 思給候。必遂往生本望可期引導値遇縁候者也。
J16_0673B24: 以便宜棒愚札御報何日拜見哉。他事短筆難盡
J16_0673B25: 候。云云其後文永の比。聖光房附法弟子。然阿彌陀佛
J16_0673B26: と。勢觀房の附弟。蓮寂房と。東山赤築地にて。四
J16_0673B27: 十八日の談義をはじめし時。然阿彌陀佛を。よみく
J16_0673B28: ちとして。兩流を挍合せられけるに。一として違す
J16_0673B29: るところなかりければ。蓮寂房の云。日比勢觀房の
J16_0673B30: 申されしことは。いますでに符合しぬ。予か門弟に
J16_0673B31: をきては。鎭西の相傳をもて我義とすへし。さらに
J16_0673B32: 別流をたづぬへからすと。これによりて。かの勢觀
J16_0673B33: 房の門流は。みな鎭西の義に依附して。別流をたて
J16_0673B34: ずとぞうけたまはる。その外安居院の聖覺法印。二

ウィンドウを閉じる