浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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J16_0673A01: | て往生をとげられぬ。得益法門にかなふ。所述たれ |
J16_0673A02: | か信受せざらん。されは勢觀房は。先師念佛の義道 |
J16_0673A03: | をたかへず申人は。鎭西の聖光房なりとぞ申されけ |
J16_0673A04: | る。 |
J16_0673A05: | ●決答疑問抄云又禪門道辨袟父之一門也云昔親盛法師語予 |
J16_0673A06: | 云上人在世之時奉問云御往生之後淨土法門不審 |
J16_0673A07: | 可問誰人乎上人答曰聖光房金光房委知所存 |
J16_0673A08: | 彼等爲遠國能化爲汝不易京中聖覺法印亦 |
J16_0673A09: | 知我義本傳同之又云聖覺法印説法次云聖光房上人 |
J16_0673A10: | 數年稽古故上人御義一分不違誓言及度度云云敬 |
J16_0673A11: | 蓮社聞此説法疎一念義而令成善導寺御弟 |
J16_0673A12: | 子畢本傳云然上人遣自筆誓狀鎭西云源空所存 |
J16_0673A13: | 皆申于御邊畢此外若有所存者以梵釋四王可 |
J16_0673A14: | 奉仰其證已上在判又云嘉禎三年丁酉作徹撰擇集二 |
J16_0673A15: | 卷是則爲令相傳義不零落也同八月一日以 |
J16_0673A16: | 淨土宗法門付屬然阿諱ハ良忠手染紫毫自書血 |
J16_0673A17: | 脉是亦爲令相傳義而弘通也 |
J16_0673B18: | かのひじり。嘉禎三年九月二十一日。聖光房に送ら |
J16_0673B19: | れける狀云。相互不見參候。年月多積候。于今 |
J16_0673B20: | 存命。今一度見參今生難有覺候。哀候者歟。抑先 |
J16_0673B21: | 師念佛之義末流濁亂。義道不似昔不可説候。御邊 |
J16_0673B22: | 一人正義傳持之由承及候。返返本懷候。喜悅無極 |
J16_0673B23: | 思給候。必遂往生本望可期引導値遇縁候者也。 |
J16_0673B24: | 以便宜棒愚札御報何日拜見哉。他事短筆難盡 |
J16_0673B25: | 候。云云其後文永の比。聖光房附法弟子。然阿彌陀佛 |
J16_0673B26: | と。勢觀房の附弟。蓮寂房と。東山赤築地にて。四 |
J16_0673B27: | 十八日の談義をはじめし時。然阿彌陀佛を。よみく |
J16_0673B28: | ちとして。兩流を挍合せられけるに。一として違す |
J16_0673B29: | るところなかりければ。蓮寂房の云。日比勢觀房の |
J16_0673B30: | 申されしことは。いますでに符合しぬ。予か門弟に |
J16_0673B31: | をきては。鎭西の相傳をもて我義とすへし。さらに |
J16_0673B32: | 別流をたづぬへからすと。これによりて。かの勢觀 |
J16_0673B33: | 房の門流は。みな鎭西の義に依附して。別流をたて |
J16_0673B34: | ずとぞうけたまはる。その外安居院の聖覺法印。二 |