浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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J16_0670A01: | 遍照ト唱ヘテ次句ニ不至ト●本傳云年齡六十九 |
J16_0670A02: | 寬喜二年庚寅七月廿八日一字三禮燒香散花如法如説 |
J16_0670A03: | 書阿彌陀經一卷一一ノ字ノ底ニ圖ス阿彌陀ノ像ヲ素紙朱字ニシテ而三鋪ナリ也擬臨終之 |
J16_0670A04: | 持經焉又云握經取終兼有契約念佛往生券契 |
J16_0670A05: | 無如彌陀經我最後時手握此經遂於往生奉 |
J16_0670A06: | 値彌陀請於開説云云●拇指ハ大指也説文云將 |
J16_0670A07: | 指也將指者謂爲諸指之帥也字彚和名鈔云國語注 |
J16_0670A08: | 云拇大指也和名於保於與比●紫雲ナナメニトハ古 |
J16_0670A09: | 詩ドモニ日影ノヨコニサスヲ夕陽斜照白雲斜橫 |
J16_0670A10: | ナトアテ紫雲ノ橫タヒオホフヲ云ナリ |
J16_0670A11: | ●寬喜二年ハ後堀河院ノ年號光師入滅八年以前也 |
J16_0670A12: | 又入滅の翌日より。上妻の天福寺聖の舊居の本房のうへ |
J16_0670A13: | に。紫雲たなびくこと三箇日。村里に見る人おほし。 |
J16_0670A14: | 又臨終のきざみも。とをくより。紫雲におどろきて |
J16_0670A15: | 來て。入滅にあふともがらあり。又草野か郞等なりけ |
J16_0670A16: | るもの夢に。當寺に迎講あり。ひしり。手に金字の |
J16_0670A17: | 阿彌陀經をもちたまへりと見てさめぬ。すなはち往 |
J16_0670B18: | 生のよしをききて。はせきたりて入滅の儀を拜する |
J16_0670B19: | にさらにゆめの所見にたがはすとて。ふかく隨喜し |
J16_0670B20: | けり。しかのみならず平生の祥瑞終焉の靈異。その |
J16_0670B21: | かずはなはたおほし。あるひはまのあたり和尚を拜 |
J16_0670B22: | し。あるひはあらたに彌陀を見たてまつり。或は極 |
J16_0670B23: | 樂の依正目のまへに現し。或は釋尊の光明身のうへ |
J16_0670B24: | をてらす。又門弟敬蓮社は。ゆめに。師はこれ善導 |
J16_0670B25: | の再誕なりと見。ある人は。彌陀の垂迹なりと見る。 |
J16_0670B26: | かくのごときの奇瑞。そのかずありといへども。し |
J16_0670B27: | げきによりてのせず。 |
J16_0670B28: | ●天福寺ハ上妻郡川崎庄馬塲村ニアリ紫雲山竹林院ト號ス天福年中聖光上人御居住トカヤ云又注ニ聖ノ舊居トサレハ俗呼テ天福ノ號ヲ稱シ傳テ今ニ寺號トナレルトソ又上人入滅ノ時紫雲此地ニタナビキケレハ山號トシ侍ルトカヤ●敬蓮社ハ光師ノ弟子入阿彌陀佛也 |
J16_0670B29: | 畫圖 |
J16_0670B30: | ●トヲクヨリ紫雲ニオトロキテ等トハ本傳云豐後 |