浄土宗全書を検索する
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巻_頁段行 | 本文 |
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J16_0659A01: | 圓光大師行狀畵圖翼贊卷四十六 |
J16_0659A02: | |
J16_0659A03: | 事義 |
J16_0659A04: | |
J16_0659A05: | 傳本第四十六 |
J16_0659A06: | 鎭西の聖光房辨長又號辨阿ハ筑前國加月庄の人なり。生年 |
J16_0659A07: | 十四歳より。天台宗を學す。二十二歳。壽永二年の |
J16_0659A08: | 春。延曆寺にのぼりて。東塔南谷觀叡法橋の室にい |
J16_0659A09: | る。のちには寳地房法印證眞につかへて。一宗の秘賾 |
J16_0659A10: | をうけ。四明の奧義をきはむ。廿九歳。建久元年に |
J16_0659A11: | 故郷にかへりて。一寺油山の學頭に補す。三十二のと |
J16_0659A12: | し。世間の無常をさとりて。無上道心をおこし。今 |
J16_0659A13: | 生の名利をすてて。身ののちの資糧をもとむ。建久 |
J16_0659A14: | 八年吉水の禪室に參ず。時に上人六十五。辨阿三十 |
J16_0659A15: | 六なり。ひそかにおもはく。上人の智辨ふかしとい |
J16_0659A16: | ふとも。なんぞわが所解にすぎんやと。こころみに |
J16_0659A17: | 淨土門の樞楗をたたく。 |
J16_0659A18: | ●鎭西ハ西海道十一箇國ヲ總テ筑紫ト云臺岐對馬ヲ除テ筑紫九 |
J16_0659B19: | 箇國ト云天智天皇即位十年十一月筑紫ノ大宰府ヲ置ク聖武天皇天平十四年正月廢之同十五年十二月始テ鎭西府ヲ置ク皆筑前國ヲ其處トセリ是西蠻ヲ鎭ル將軍ノ住所ヲ云ナリ●加月莊ハ遠賀郡香月莊香月村也加月勝木甲木ハ皆訛轉也師御誕生ノ地ヲ兩親ノ御タメニ寺トナシテ吉祥寺ト號シ給●觀叡法橋ハ山僧筆記云未考●油山ハ筑前國早良郡ニアリ聖武帝ノ時聖賀上人筑前國怡土郡ニ七箇寺ヲ立ラル其寺ノ燈油ノ料ニ此山ヨリ菜油ヲ作リ出サシム故ニ油山ト云フ東油山西油山トテ兩村アリ昔東油山泉福寺ニ僧舍三百六十アリ今唯觀音堂一宇アリ西油山天福寺ニ僧舍三百六十アリシトソ山ノカタハラノ高所ニ龍樹權現社アリシヲ近コロニ村ノホトリニ遷セリ |
J16_0659B20: | ●本傳云人王七十八代二條院御宇應保二年壬午五月 |
J16_0659B21: | 六日辰時誕生七歳登菩提寺附妙法師師撰虚 |
J16_0659B22: | 空藏菩薩縁日初授於書其性〓嶷時年九歳嘉 |
J16_0659B23: | 應二年庚寅九月十三日午時也十四歳登壇受戒先付 |
J16_0659B24: | 唯心法師白岩住學天台敎三箇年後從常寂法師明星寺住 |
J16_0659B25: | 禀宗綱目五箇年稽古日積雖粗獲幽致而尚欲遊 |
J16_0659B26: | 叡岳即依寂師敎示遂到觀叡法橋之室云云畧書 |